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❝米朝事前協議、敵視政策と脅威❞で対立か?金正恩委員長が5/8電撃訪中

2018-05-09 07:25:58 | 日記

北朝鮮の金正恩委員長が電撃訪中し、再び、習近平国家主席と会談した。米朝協議が進展していないのか?思惑が広がり、米朝会談でなく米中会談で朝鮮半島情勢を決めればいいと思えてきます。金正恩氏の思惑は金王朝の存続、それには南北統一は北朝鮮による併合しかない。リビア内戦の前例もあり、核兵器放棄は金王朝崩壊に直結する可能性があります。しかし、トランプ政権は核兵器放棄と引き換えでないと国連制裁は解除させないはずです。金王朝存続か、内部崩壊か北朝鮮情勢が一筋縄ではいかない実態が明らかになりつつあります。いずれにしても、米国に係る経費の多くは日本・韓国に請求して来るはずです。

以下抜粋コピー

日本時間の8日午後4時すぎ、NNNのカメラは北朝鮮の政府専用機を中国・大連の空港で捉えた。約4時間後、この専用機の主が明らかになった。

日本時間の5月8日午後8時頃、中国中央テレビのOAに映し出されたのは、黒塗りの車列。現れたのは金正恩委員長だ。そして、習近平国家主席との映像に切り替わる。場所は中国・遼寧省の大連。3月に続き、2度目の極秘訪中で非核化について中朝首脳会談を行っていたのだ。シリヤへの軍事攻撃が金正恩氏を恐れさせ、身の安全と引き換えに核兵器を放棄するかどうかにかかっていますが、すんなり応じるとは思えません。強硬に核兵器即時撤廃を迫る米国に対し、中国・習近平国家主席に中を取り持って欲しいのでしょう。結局時間を掛けても、今後ミサイル開発は続けられず、国連制裁効果で国内が混乱するか米国による、限定攻撃を受けるかの選択しかなく金正恩氏の選択範囲は狭まれています。リビアの前例に恐れている金正恩氏が無条件で核兵器を放棄するのは難しく、平和裏での解決は見た目と違い難しいかもしれません。

中国中央テレビ「金委員長は『北朝鮮と中国の間の絆をより強めていくことと、地域の平和安定を推進していきたい』と述べた」

今回の訪中には妹の与正氏も同行。また、映像では2人の首脳が海岸沿いを並んで歩く様子も。通訳だけを交え、立ち話をしている。南北首脳会談の時と同じような光景にも見えるが、あの時の融和ムード演出を再現し、首脳同士の親密さをアピールしているのか。

再び、中国へ電撃訪問を果たした金委員長。北朝鮮の朝鮮中央テレビによると、中朝の友好関係を強調。さらに、朝鮮半島情勢について分析し、両国の協力関係を強化していくための方法に言及したという。

朝鮮中央テレビ「(金委員長は)両国の往来と対話が前例のない水準で行われていると高く評価した」

◆金委員長が“非核化”に言及か

一方、中国メディアは、金委員長が会談で“朝鮮半島の非核化”に言及したと伝えた。

金委員長(中国中央テレビより)「関係各国が敵視政策と安全への脅威をなくせば、北朝鮮が核を持つ必要はなくなり、非核化の実現は可能になる」

金委員長はさらに、「アメリカとの対話を通じて信頼関係を築き、関係各国が責任を持って段階的で同時に措置をとることを望む」として、改めて段階的に非核化を進めたい意向を示した。

◆再びの電撃訪中、狙いは?

また、北朝鮮のメディアは、アメリカとの交渉役を務めてきた北朝鮮外務省の崔善姫次官が金委員長に同行していたことを明らかにした。北朝鮮情勢に詳しい慶応義塾大学の礒崎敦仁准教授は──

礒崎敦仁准教授「崔善姫外務次官は、長年アメリカとの外交を担ってきた。対米外交を動かすためのフルメンバーが行っているような感覚。アメリカとの首脳会談を控えて、中国との意思疎通を図っておく(ことが目的)」

米朝首脳会談を前に、金委員長と習主席がくりだした新たな一手。トランプ大統領はどう反応するのだろうか。

コメント (3)
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