『名も無く豊かに元気で面白く』

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相撲部とアメフト部・体育会系監督が率いた「日本大学・巨大組織解体か?」

2018-05-29 06:53:36 | スポーツ

危機管理能力が問われている日本大学が窮地です。学生を集めるために強い運動部を作り、マンモス大学を維持してきましたが、トップの人間性が劣り、逆回転です。此の侭では、来春受験生が減少するはずです。東電しかり、不動に見える巨大組織も、一旦信頼を失えば、凋落への道です。日本大学も多くの指導者、学生は真面目に勉強していると思います。まずは時代遅れのトップを交代させ、組織を刷新し、学業中心に立ち戻り、コツコツ信頼回復していくしか、無いでしょう。加計問題で話題になっている新設された岡山理科大学獣医学部の生徒もそうですが、騒ぎに巻き込まれる学生は❝塞翁が馬❞と捉え一喜一憂せず、常にベストを尽くすべきです。

以下抜粋コピー

ことは、「日大アメフト部」にとどまらず、「日本大学」という巨大組織の問題になってきた。関西学院大の選手を“悪質タックル”で負傷させた日大アメフト部の宮川泰介選手(20)が22日に開いた会見では、日大という“裾野の広い”組織のなかで、歪んだ絆が生まれていたことが明らかになった。

 問題となった試合の前日に内田正人・前監督、井上奨コーチから“指示”があったことの背景について日大OBのメディア関係者が声を潜めていう。

「3人には共通点があります。井上氏は日大豊山高のアメフト部監督でもあり、同校出身の宮川選手を高2の時から指導してきた。内田前監督も同校出身。内田氏やその右腕の井上氏にとって宮川選手は“日大直系の子飼い”ともいえる存在だ。だからこそ、その上下関係はより絶対的なものになり、宮川選手を正常な判断ができない状態に追いつめたのだろう」

加えて内田氏は監督辞任を表明するも、大学の常務理事ポストについては「それは違う問題」と発言して、ポストにしがみついた。そのことも、日大という組織の異様さを際立たせた。前出の関係者が続ける。

「本人が続けられると考えていたことはもちろん、周囲もおかしい。普通の組織なら、トップや他の理事が、監督辞任と同時に退くべきと言うところです。が、日大という組織は違った」

 現在は職務停止中だが、内田氏は常務理事の中でも人事権を握る実質ナンバー2とされる。その内田氏の“後ろ盾”として君臨するのが田中英壽理事長だ。

 内田氏はアメフト部、そしてトップの田中氏は相撲部総監督ということにも驚かされた。相撲部監督時代から覇権を握る野心を持ち、“日大のドン”にまで上り詰めた人物だ。日大相撲部のOBはこう話す。

「1980~1990年代にかけて日大相撲部がアマチュア相撲のタイトルを総なめしていた時代の相撲部監督が田中氏で、当時は全相撲部屋に日大の卒業生を送り込むという“野望”を抱いていた。正月には関取衆が日大に集まって監督に挨拶するというのが慣例になっていた。監督夫人もちゃんこ屋を経営し、“おかみさん”と呼ばれていた。まるで“日大部屋”の親方のようでした。だが、徐々に東洋大や専修大など強豪校が増え、田中監督も興味は大学の経営に向いて行ったようだった」

コメント (2)
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