日ソ平和条約交渉が一気に解決しそうです。日本政府がこだわり続けてきた4島一括返還を諦め、歯舞・色丹2島先行返還に切り替えた為です。事実上は、戦争・紛争などの有事があければ歯舞・色丹2島で返還交渉は終了でしょうが、歯舞・色丹2島返還請求権を持ち続けることに意味があります。日ソ平和条約締結となれば、安倍総理念願の歴史に名を刻む政策となり、その後に控える憲法改正議論にも影響を与えそうです。
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安倍晋三首相は14日、訪問先のシンガポールでロシアのプーチン大統領と会談し、1956年の日ソ共同宣言を基礎に平和条約交渉を加速させることで合意した。56年宣言は平和条約締結後に歯舞(はぼまい)群島、色丹(しこたん)島の2島を引き渡すと明記している。日本政府は従来、国後(くなしり)、択捉(えとろふ)の2島も含めた北方四島の一括返還を求めていたが、首相は今後の交渉で2島の先行返還を軸に進める方針に転換した。