『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

『王将戦七番勝負』渡辺三冠に藤井四冠が史上最年少五冠目指し頂上決戦

2022-01-09 06:55:52 | 日記
いよいよ王将戦 第1局 渡辺明王将 対 藤井聡太竜王です。昨年はヒューリック杯棋聖戦でタイトルをかけて戦った両者が
今度は防衛・挑戦の立場を入れ替えて対戦する。名人・棋王も保持する渡辺王将だが、冬時期のタイトル戦にめっぽう強いことから
「冬将軍」とも呼ばれる。藤井竜王は、王将位を奪取すると、史上最年少での五冠を達成。新たな記録に好スタートを切るか。
頂上決戦を制して、藤井一強時代が到来するのか注目です。

❷藤井竜王の先手番で対局を始めました。 藤井聡太五冠の昼食はいつもの勝負メシ「天ぷらうどん」です。


以下抜粋コピー

王将戦七番勝負が1月9日に始まる。渡辺明王将に藤井聡太が史上最年少五冠をかけて挑む。将棋のタイトル戦で、三冠と四冠が対決する
のは史上初めて。歴史的な大勝負となる。 防衛を目指すのは名人、棋王とあわせ三冠を保持する渡辺明王将(37)。挑戦者は王位、叡
王棋聖に竜王位を加え史上最年少四冠を達成したばかりの藤井聡太(19)。「時代の頂上決戦」と称してなんら過言ではない王将戦七番
勝負は年明けの1月から始まる。例によって藤井が歩んでいくところ、いつでも記録ずくめである。それらをあげていけばキリがないが
なんといっても五冠同時保持を史上最年少で達成できるかが注目ポイントだ。過去に五冠を同時に保持したのは大山康晴(故人)、中原
誠(74)、羽生善治(51)の3人のみ。いずれも一時代を築いた大棋士だ。将棋のタイトル戦の数は次第に増えてきた。なので過去と現
在の棋士を一概に比較することはできない。それでも藤井が史上4人目の五冠のリストに名を連ねれば、大棋士の系譜を継ぐ王者と断言
して、どこからも異論は出ないだろう。羽生は1993年、全七冠の時代に22歳で五冠を達成した。全八冠の現在、藤井がその羽生の記録
を更新するのかどうか。

■年少記録は意識しない

 これまでの史上最年少王将挑戦者は豊島将之(2010年度当時六段、同20)。藤井の19歳挑戦で記録は更新された。その点について尋ね
られた藤井はいつものように回答している。「年少記録ということに関してはまったく意識はしていない」
 記録に興味のない本人の外で話を続けると、もし王将位獲得となれば、それも史上最年少。85年度に中村修(当時六段、同23)が獲得し
た記録を更新する。2021年刊行された冊子『王将戦70年のあゆみ』に、中村現九段は次のように記している。
「この記録もいつか抜かされることになるのでしょう。それが瀬戸の若武者になるのか、あるいはこれから上がってくる人になるかは分か
りませんが、その時のために準備をしたいと思います」「瀬戸の若武者」とは、愛知県瀬戸市出身の藤井のこと。まだ今期挑戦者が決まる
はるか前から、中村は藤井が自身の記録に迫ることを予期していた。他の多くの人もそうであっただろう。
 藤井は今期王将戦、2次予選を勝ち抜いてリーグに参加。竜王戦七番勝負とも並行するハードスケジュールの中、一気に5連勝し、最終6
局目を待たずして挑戦を決めた。今期七番勝負、下馬評は藤井ノリの声が圧倒的だろう。藤井はここ1年半ほどで6回タイトル戦の番勝負に
登場し、そのすべてを制してきた。タイトル戦初出場からそんなことをなしえた棋士は、過去にはいない。
 藤井のタイトル6期獲得のうち、2期は棋聖戦五番勝負で渡辺を相手にしてのもの。20年には挑戦者の立場で3勝1敗。21年には防衛する
側で3勝0敗と圧倒的なスコアで下した。両者の対戦成績は藤井が8勝2敗と大きく勝ち越している。
21年度が始まる前、渡辺は本誌インタビューで語っていた。「藤井君が出てくる前は、自分のコンディションがある程度維持できて、最
先端の将棋についていければ、タイトルはゼロにはならないと思っていた。いまは藤井君にどう勝つのか、そこを解決しないことには僕も
無冠になるでしょう」これまでの将棋界の常識を超える藤井の台頭によって、渡辺の危惧は現実のものとなりつつある。とはいえいかに藤
井であっても、すべての対局で勝てるわけではない。まだ攻略の余地も残されているはずだ。
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