王将戦は挑戦者の藤井竜王の2勝で進行している。自身初の開幕連敗を喫した渡辺王将が待望の一勝目を飾るか
竜王が初めて訪れる栃木でも星を奪うか、注目の第3局舞台、栃木県大田原市「ホテル花月」での七番勝負開催
は16年連続16回目。本日、午前9時に始まる。渡辺明王将に藤井聡太竜王が挑戦中の将棋のタイトル戦、第71期
手番は決まっており、藤井竜王の先手番です。今期王将戦七番勝負はここまで、挑戦者の藤井竜王が2連勝して
います。 王将戦の歴史を振り返ってみると、挑戦者が2連勝スタートを決めたのは15回の例がありますがその
うち14期で奪取に成功しています。前例から見ても藤井竜王の優位は動かないと言えますが、何と言っても渡辺
王将は将棋界史上初となった、七番勝負における「3連敗後の4連勝」を実現してタイトルを防衛した経験があります。
❷午前9時に始まった第3局は、第1局に続いて相掛かりとなった。比較的穏やかに進んだ1日目。形勢はまだ互角
だが、30日の再開直後から激戦突入の様相を呈している。
❸明けて2日目、渡辺王将の封じ手を見た藤井竜王は、ここで82分の長考。本格的な戦いが始まると、ここからは
両者じっくりと時間を使って中盤の主導権争いを繰り広げ、形勢も微差ながら両者の間を揺れ動いた。形勢がはっ
きりしてきたのは、お互いの持ち時間も残り少なくなった終盤に入ってから。攻め続けた藤井竜王がついにリード
を奪い始めると、最終盤には勝勢になってからもわずかなミスが許されない局面が続いたが、類まれな終盤力を発
揮して勝ち切った。