大都市に弱い自民党。東京では立憲民主党に押され、大阪では維新の会に惨敗予想、時事通信の直近世論調査で、石破内閣の発足後初の支持率は28.0%だった。発足時としては、2000年以降の歴代内閣で最低を更新。これまで最低は、旧赤坂プリンスホテルのスイートルームに顔をそろえたのは参議院議員 会長村上正邦 、官房長官青木幹雄 、政調会長亀井静香 、幹事長代理野中広務 に、党幹事長の森喜朗。のちに「5人組」と指弾されるメンバーだった。
村上が口火を切った。「次は森さん、あなたしかいないんじゃないか」
指名された森は野党時代の総裁、河野洋平を推した。重ねて村上が「森さんでいい」と繰り返すと、森は神妙な表情で「私で良ければ、お役に立たせてもらいます」と応じた。その談合で決まった森内閣の支持率は33.3%だった。 岸田内閣で最後となった9月調査の18.7%は上回ったが、政権維持の「危険水域」とされる2割台にとどまる厳しい選挙となった。
自民党は毎回勝ち切れる魅力ある候補者を立ててこなかった、努力してこなかったツケが逆風の中、今回示されそうです。使えない議員を選んだ国民の責任も問われそうです。