石破茂首相(自民党総裁)が先の衆院選期間中、応援演説に駆け付けた与党候補者77人のうち小選挙区での勝敗は13勝63敗(残り1人は比例単独立候補で当選)と大きく負け越した。19人は比例復活当選を果たしたが、44人は落選。首相のセールスポイントとされる「国民人気」に疑問符がつく結果となった。
今後は、自民党と公明党が新たな党を取り込み、連立を組むか、それとも、野党第1党の立憲民主党が他の党と連携して政権を奪取するかにかかってきた。
馬場氏は、「政治とカネの問題で国民の怒りに火が付いている。この問題を解決せずに、『数を合わせて適当にやろう』という話には全く乗れない。権力が欲しくて政治をやっているわけではない」と強調した。
また、同日夜に大阪市で行った記者会見では、「外交安全保障、エネルギー、憲法など基本的な政策で党内がまとまっていない」として、立憲民主党と連携する考えがないことも明らかにした。
少数与党の石破政権は首班指名で、立憲民主党・野田佳彦元首相に負ける可能性もあります。いずれにしても、数合わせは短期になるし、政策で連合するには時間がかかるでしょう。