福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

対機説法

2018-11-02 | 諸経
華厳経巻十明法品第十四「(菩薩は)諸々の衆生の種種の因縁を知り、種の衆生の心、心の念所を知る。心念を知りおわりて対治の法を教ふ。貪欲多き者には不浄観を教へ、瞋恚多き者には大慈観を教え、愚痴多き者には教えて一切の諸法を分別せしめ、三毒(貪瞋痴)等分の者には教ふるに勝智の法門を具足するを以てし、生死を楽ふものには三種の苦を教え、諸有に著するものには空の法門を教え、懈怠の衆生には精進を行ずることを教え、 . . . 本文を読む
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「好相行」でお釈迦様を感得した話

2018-11-02 | 法話
「『祈りは懺悔で始まり発願で終わる』ともうします。懺悔・祈願・報恩・発願など様々な形がありますがそれらは渾然一体となって祈りの行為となります。・・この懺悔と発願決意を徹底的に行う修行が比叡山では「好相行」として今も実践されています。・・好相行は『過去現在未来三千仏名経』に示されている三千体の御名の御仏の名を呼び、一回一回香を献じて五体投地の礼拝を日に三千回繰り返します。不眠不休不臥が原則で外出はで . . . 本文を読む
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国には義が、人には善がなければ滅ぶ

2018-11-02 | 法話
韓国・北朝鮮や一部の国の世紀末的行動を見て淮南子の言葉を思い出します。国には仁義/信義が、人には善行/善意がなければ強国でも勇者でも必ず滅ぶということです。 「国の存する所以は仁義これなり。人の生ずる所以は行善これなり。 国、義なければ大なりとも必ず滅び、人、善志なきときは、惟勇なれども必ず傷る。(淮南子)」 訳注「淮南子」 (講談社学術文庫)クリエーター情報なし講談社 . . . 本文を読む
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四国八十八所の霊験・・・その33

2018-11-02 | 四国八十八所の霊験
41番龍光寺は大同二年初午の日、大師の前に、稲を担いだ稲荷大明神が現れ、「われ、この地に住し、仏法を守護して衆生を利益せん」と告げたので、大師はその尊像を刻んで一宇を建立し、四国霊場の総鎮守としたとされます。その後明治の神仏分離により、本堂は稲荷神社(三間稲荷神社)とされ、稲荷大明神と本地仏・十一面観音は、神社から少し下がった現在地にあります。珍しい境内です。十七世紀後半の真念「四国徧禮道指南」に . . . 本文を読む
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