福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

祈願と利他行は双方セットで修すべきである

2018-11-05 | お大師様のお言葉
それ釈教(注1)は浩汗にして際なく涯なし。一言にしてこれを蔽ばただ二利(注2)にあり。常楽の果を期するは自利なり、苦空の因を済ふは利他なり。空しく常楽を願ふも得ず、徒らに抜苦を計れどもまた難し。必ずまさに福智兼ねて修し、定慧並べ行じていましよく他の苦を済ひ、自らの楽を取るべし。・・・(御請来目録。仏の教えは広大極まりない。しかし一言でいえば自利利他に尽きる。悟りを求めるのは修行により、自らの苦を除 . . . 本文を読む
コメント

釈雲照『日本国民教育の本義』

2018-11-05 | 法話
釈雲照『日本国民教育の本義』我が皇国は天祖天照大神の神勅に依りて建てられたる国である。しかるに明治維新以後、泰西の政治・宗教・文学・美術・科学・工芸・言語・風俗等雑然として渡来し、加えるに外尊内卑の風潮日を追って甚だしく思想の混沌の境に陥る。今日にして是を救うにあらざれば国運危殆に赴かんと、実に測るべからざるものあり。この危機に際していかにすべきか、従来の如く盲目的に外国の文物を模倣する迷妄を打破 . . . 本文を読む
コメント

国生み・神生み神話は理趣経によらねば本当の意味は分からぬ(慈雲)

2018-11-05 | 護国仏教
慈雲尊者「開会神道」「・・(日本書紀の神代の巻に)於是陰陽始遘合為夫婦(是(ここ)に、陰(め)陽(を)始(はじ)めて遘合(みとのまぐはひ)して夫婦(をうとめ、いもせ)と為(な)る)及至産時、先以淡路洲為胞。意所不快。故名之曰淡路洲。廼生大日本豊秋津洲(及至産(こうむ)時 先以淡路(あはぢ)洲(しま)爲胞(え) 意(みこころ)所不快(よろこぶ) 故(かれ)名之曰(いふ)淡路洲 廼生大日本(おほやまと . . . 本文を読む
コメント

子供の不思議さ

2018-11-05 | 諸真言
・昨日国立は天下市と言って一ツ橋通りが歩行者天国になり、屋台が出たり、山車の上でお面をつけた子供が踊っていたりしていました。国立にもこんなに人がいるのかと思うほどごったがえしていました。私は一橋大学の図書館へ行こうと歩行者天国を人ごみをかき分けるようにしてあるいていると着物姿でヒョットコのお面をつけた8歳くらいの男の子がお囃子に合わせて踊りながら突然私の前に現れました。そしておもちのような可愛い手 . . . 本文を読む
コメント

四国八十八所の霊験・・・その36

2018-11-05 | 四国八十八所の霊験
岩屋寺から46番浄瑠璃寺までは三坂峠越で30Kmくらいあります。 平成17年は三坂峠の頂上を右手に折れ山に入り昔の遍路道をいったので近道でした。三坂峠から八坂寺まで9キロ強です。三坂峠(海抜七一〇㍍)は「三坂越えれば吹雪がかかり、戻りや つま子が泣きかかる」とうたわれたほど、馬子泣かせの峠で、土佐街道最大の難所でした。朝まだきの暗闇のなか、蜘蛛の巣を拂いつつ急こう配を錫杖をつきながら下りていきまし . . . 本文を読む
コメント