日本における即位灌頂については「御即位灌頂 冨田斆純」にその精神が書かれています。
「御即位とは天津日嗣高御座業(あまつひつぎたかみくらわざ、続日本紀・文武天皇宣命の記述)であるからその御精神は万世不変のものである。そもそも御即位礼の起源は天祖天照大神が皇孫瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に『豊葦原千五百秋瑞穂国(とよあしはらの ちいおあきの みずほのくに)は、是、吾が子孫の王たるべき地なり。爾皇孫、就 . . . 本文を読む
興教大師覚鑁上人「末代真言行者用心」より
「・・・どのような人がお蔭や覚りをいただけるのですか?
それは信心深い人です。
ではどういう人を信心深いというのですか?
それは久しく修行して(拝んで)おかげを得られなくても疑いを生ぜず、嫌にならない人です。このような人は必ず霊験や覚りをいただけます。こういうことは或はご本尊様が拝む人を試すためであったり、或は諸天がその人の信心深さをためすためであ . . . 本文を読む