お釈迦様の前世の捨身はあったということ・・その3、割肉貿鳩の話。
法顕傳(5世紀)には四大塔として・タキシラ(中国語で截頭の意)国の『截頭施人塔』と・『投身餧餓虎塔』、・スハタ国の『割肉貿鳩塔』、・ガンダーラ国の『捨眼塔』を挙げています。宋雲行紀でも「釈迦四塔」としてこれらの塔に描かれた変相圖を「釈迦四塔変」として恵王が模写したとかいてります。
割肉貿鳩塔の実在に関しては、法顕傳に「ナガラハー . . . 本文を読む
高野山納骨のいわれ
高野山納骨のいわれは塵添壒嚢鈔(室町時代の百科事典)に次のように紹介されています。
「大師御記(高野山旧宝性院経蔵にあった)に「舎那の秘印を結んで先の身を秘し、身を樹下に留むといえども、意は兎率の内院にあり、然りと雖も遺跡を加持して日々の影嚮を欠かさず、有信の者に至ってはその身に幸を授かり、不信の者は先業を恨むべし、ただし我山に送り置るる亡者の舎利を、我は毎日三密の加持力によ . . . 本文を読む