先日現役時代の会合にやむを得ない事情で出席しました。やはり懐かしい気持ちはしましたが、現世の低レベルの情報はまだどうしても自分に食中毒を起こします。一日二日は心が低次元に漂って救いようの無い状態になっているのを自覚しました。現役で俗世の低俗情報に毎日つかっている人たちは大変だろうと今更ながら同情しました。それにつけても以下のような御大師様の御言葉を思い出さざるを得ません。
御大師様の「沙門勝道山水 . . . 本文を読む
内藤湖南「日本文化の独立」より
「・・北畠親房の神皇正統記を御覽になつて居ると思ひますが、正統記で後宇多天皇のことを拜見しますると大變ほめ奉つて居ります。昔から日本で名君と言はれた天皇方は延喜、天暦、寛弘、延久即ち醍醐天皇、村上天皇、一條天皇、後三條天皇といふやうなお方であつて、同時に此のお方々はいづれも宏才博覽に諸道をもしらせられたといふことを言つて居るが、後三條以後には後宇多天皇ほどの御才は . . . 本文を読む