「龍樹菩薩の教誡に 仏果を期して戒なきは 渡りに船のなき如く 到るを得じと、のたまえり」龍樹菩薩とは仏滅後600年出世の仏の代理にして住寿300歳なり。始めの100歳は世間の学理と外道の宗教を学び、次の100歳はもろもろの小乗教を学び、次の100歳は諸々の大乗教を学び、終わりにのぞんで秘密佛乗を伝授したまひし大士にして亦即今本邦に弘通するところの仏教諸宗の高祖なり。南インドに伝わる小乗の人も共に . . . 本文を読む
袁了凡の四訓の中に「孔という易者が袁了凡の一生を占ってそのとおりになっていたが雲谷禅師が『極善の人には運命もかなわぬ。極悪の人間も運命はこれをどうすることもできぬ。易者のいうとおりになっていたのでは極善でも極悪でもない凡夫である。今から自己を改めて徳を積み、和を湛え、精を惜しみ、忿を懲らし、従前の種々のお前は既に死んだ。向後の種々のお前は今日ここに生まれたようにしなさい。これぞ義理再生の身である。 . . . 本文を読む