福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

十三佛は自己曼荼羅を導く究極の密教曼荼羅であること・・23

2017-11-23 | 頂いた現実の霊験


・十三佛は自己曼荼羅を導く究極の密教曼荼羅であること・・23
第七章
第五節、 地蔵菩薩。
胎蔵曼荼羅には(有髪で)左手蓮上に宝憧を樹てたるを持し、右手宝珠を載せ、八尊を眷属としておられる。(地蔵院は胎蔵曼荼羅の左側にあり、縦長。上から除一切憂冥、不空見、宝印手、宝処、地蔵、宝手、持地、堅固深心、日光菩薩となっている)。
普通の形像は比丘形で右手に錫杖、左手に宝珠を持され一切衆生の無明の闇夜に眠るものを錫杖をガサガサと振って眼を覚まし、左手の宝を与えるというのが誓願である。地蔵とはこの大地が万物を蔵するがごとく、一切の徳を蔵することで大地は穴を掘ったからと言って痛いという訳ではなく、汚いものを拾って捨てたからと言って別に嫌な顔もせず、汚いものを皆土中に汲み取りて之を清浄にして草木を肥やす料とするのである。然れば汚いものが多い程草木を益する料が多くなるという反対の現象が顕れるのである。我々が己の頑是ない児などが病んでおると可哀そうでならぬ、出来ることなら代わってやりたいと思う。地蔵菩薩は六道の父である、母である。故にその大慈大悲なるものは最極度まで発揮せられたもので其の誓願たる十二の大願は全く代償的なものである。
   (冨田猊下は以下、獄苦代受・飢餓代受・蘊苦代受・三昧入定・衆生増寿・病苦代受・困難代苦・怨賊離苦・貧苦救済・官位所求・命終現前、をあげられているが、通常、『地蔵菩薩本願経』の二十八願がいわれる。)
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