福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日(1月月10日)は「初金比羅様」の日です

2023-01-10 | おすすめ情報

今日(1月月10日)は「初金比羅様」の日です
毎月10日は金比羅様の縁日で、一年最初の縁日は「初金比羅」と呼ばれているようです。讃岐金刀比羅宮でも初十日祭と言われにぎわうとされています。虎ノ門にも金毘羅宮があり、今日は七福神行列や里神楽奉納が行われるようです。御祭神は大物主の尊とされていますが廃仏毀釈以前は金毘羅大権現(御真言オン クビラヤ ソワカ)でした。金毘羅船船・・の歌でも「こんぴら 船々 追い手にほかけてしゅら しゅ しゅ しゅ まわれば四国は 讃州(さんしゅう)那珂の郡 象頭山金毘羅大権現 いちど まわれば・・・」とうたわれてるとおりです。
金刀比羅宮の由緒については大宝年間に修験道の役小角(神変大菩薩)が象頭山に登った際に天竺毘比羅霊鷲山(象頭山)に住する護法善神金毘羅の神験に遭い金毘羅大権現になったとします。廃仏毀釈で金毘羅大権現の本地仏として祀られていた本尊十一面観音像は信仰の対象から外され、現在は観音堂に納められているようです。当時の不動明王、毘沙門天の脇侍仏は岡山市の真言宗西大寺に金毘羅大権現の本地仏として祀られているようです。廃寺となった松尾寺は、塔頭であった普門院が再興し、いまでも金毘羅大権現をおまつりしています。新四国曼荼羅霊場 第十六番札所となっているようですから今度是非お参りしたく思っています。このほか金毘羅大権現は高尾山薬王院等でもお祀り有れています。

金毘羅とは仏法守護神の薬師十二神将の一つでその金毘羅が海神、水神として信仰され、讃岐象頭山(さぬきぞうずさん)に鎮座の神と神仏習合し、金毘羅大権現と称されるようになったものです。

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