十三佛は自己曼荼羅を導く究極の密教曼荼羅であること・・22
第七章
第四節、 普賢菩薩。
釈迦如来の両脇侍は文殊菩薩と普賢菩薩で、文殊は智慧、普賢は定徳(本有菩提心)を司る。胎蔵曼荼羅の中台八葉院の普賢菩薩は左手蓮上に利剣を立て、右手を利刀の印にせられているが、普通のお姿は左手に蓮葉、右手に五鈷杵を持してござる。「普」とは遍く法界に周辺することで「賢」とは十種の行願を成就し給うことである。密教では普賢金剛薩埵といってこの菩薩が浄菩提心を守護することになっておる。菩提心論には「法爾に常に普賢の菩提に住すべし、一切衆生は本有の薩埵なるがゆえに」とある。即ち我々は本来普賢菩薩そのままなのである。
普賢の十大願とは、禮敬諸佛・稱讚如來・廣修供養・懺悔業障・隨喜功德・請轉法輪・請佛住世・常隨佛學・恒順衆生・普皆迴向である。
第七章
第四節、 普賢菩薩。
釈迦如来の両脇侍は文殊菩薩と普賢菩薩で、文殊は智慧、普賢は定徳(本有菩提心)を司る。胎蔵曼荼羅の中台八葉院の普賢菩薩は左手蓮上に利剣を立て、右手を利刀の印にせられているが、普通のお姿は左手に蓮葉、右手に五鈷杵を持してござる。「普」とは遍く法界に周辺することで「賢」とは十種の行願を成就し給うことである。密教では普賢金剛薩埵といってこの菩薩が浄菩提心を守護することになっておる。菩提心論には「法爾に常に普賢の菩提に住すべし、一切衆生は本有の薩埵なるがゆえに」とある。即ち我々は本来普賢菩薩そのままなのである。
普賢の十大願とは、禮敬諸佛・稱讚如來・廣修供養・懺悔業障・隨喜功德・請轉法輪・請佛住世・常隨佛學・恒順衆生・普皆迴向である。