福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

両部神道論その14(神仏習合年表5)

2014-10-22 | 法話
937、春日明神「『慈悲満行菩薩』号を希望す」。
「春日験記絵詞書」に「それ春日大明神は満月円明の如来久遠成道のひかりをやわらげ法雲等覚の薩埵、内証本地の影をかくす、専一朝の忠臣として鎮に四海の安寧をまもり給、天津彦天皇はしめして葦原中國に入給ひしとき、・・・承平七年二月二十五日亥時ばかり、神殿鳴動して風吹、子の時に橘氏女御宝前にて声を放つ、神殿守ならびに預などをめしあつむれば、おのおのつつしみおそれてそうろう、又(937年)今月二十三日より御読経に候興福寺僧勝圓をめす、即ご託宣云、我ははやく菩薩になりにたり、しかるを公家いまだ菩薩の号を得しめざるなりとおほせらる、ここに天台山修行の僧千良申しけるは菩薩の御名をばいかが申し侍覧ともうせば、慈悲満行菩薩と名乗らせ給、太政大臣及び左右大臣もろもろの公卿もわがことはる所以なとさまざまおほせこともありけり」とある。
947、春日社にて法華八講。

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