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福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

梁塵秘抄より 「華厳経一首」

2019-05-31 | 諸経
梁塵秘抄より
「華厳経一首
  華厳経は春の花、七所八会(注1)の苑ごとに、法界唯心(注2)色深く、三草二木法ぞ説く(注3)。

(注1)第一の場所は摩掲陀國菩提樹下で第一寂滅道場会 が開かれ、第二の場所も寂滅道場近くの地上普光法堂で第二普光法堂会が 、第三の場所は忉利天で第三忉利天宮会が 、第四の場所は夜摩天で第四夜摩天宮会が 、第五の場所は兜率天で第五兜率天宮会が 、第六の場所は他化自在天で第六他化自在天宮会が 、第七の場所は地上に戻って同じ普光法堂で第七普光法堂会が 、第八の場所は地上の逝多園林(祇園精舎)で第八逝多林会が開かれています。欲界に属する六種の天は下から四王天・忉利天・夜摩天・兜率天・楽変化天・他化自在天となる。

(注2)華厳経十九夜摩宮偈讃品「・・まさに法界性一切唯心造を観ずべし」華厳経二十五十地品「三界虚妄、但是心作、十二縁分は是皆心に依る」

(注3)妙法蓮華経第五薬草喩品に、仏の説法は一つで雨が平等に潤す如くであるが、草木は繁り方が異なる様に衆生も様々に受け取る。三草とは小草(人・天乗)中草(声聞・縁覚乗)大草と二木は菩薩乗に対応。」

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