増上寺の今月の言葉
「人の心は多く悪縁によりて悪しき心の起こるなり。されば悪縁をば去り、善縁に近ずけといへり。」
この縁ということが大切なものです。ほとんどのことがこの『縁』によってきまってくるのだということがいい年をしてやっとわかってきた気がします。「いつどこでどういう縁に逢うか」は人間の力では決められません。例えば、災害にいつどういう状態で遭うのか、ということ一つをとっても人間の制御不能の世界 . . . 本文を読む
法句経から・・心はすべての元ということです。しかしこの心が大問題なのです。すぐに制御不能になるのです。神秀の「身は是れ菩提樹、心は是れ明鏡台の如し、時時に勤めて払拭して塵埃を惹かしむること勿れ」という句を思い出します・・・ . . . 本文を読む
東京神社庁の「6月の生命の言葉」というのが近くの神社においてありました。
「誰だってほんとうにいいことをしたら一番幸せなんだねえ。・・・人間は人のためによいことをしたと思うとき、とても幸せな気分になれるものである(宮沢賢治『銀河鉄道の夜』)」とありました。
なにかと世俗の現象一つ一つに取りついて迷いが深まっている今日この頃、このことばをみて改めてハッとさせられました。 . . . 本文を読む
1、『中山寺来由記』『谷汲山根元由来記』などで西国三十三所の起源に寄せて巡礼の功徳が説かれています。
養老2年(718年)、大和国の長谷寺の開基である徳道上人が62歳のとき、一度病没しますがその時閻魔大王が「生前の罪業によって地獄へ送られる者があまりにも多い。三十三箇所の観音霊場を巡れば滅罪の功徳があるので、巡礼によって人々を救うように」と託宣されるとともに起請文と三十三の宝印を授かり現世に戻 . . . 本文を読む
歎異抄第七条
一 念仏者は無碍の一道なり。そのいはれいかんとならば、信心 の行者には、天神・地祇も敬伏し、魔界・外道も障碍することなし。 罪悪も業報を感ずることあたはず、諸善もおよぶことなきゆゑなり と云々。
第八条
一 念仏は行者のために、非行・非善なり。わがはからひにて行 ずるにあらざれば非行といふ。わがはからひにてつくる善にもあら ざれば非善といふ。ひとへに他力にして自力を . . . 本文を読む
Q、賓頭盧さんの赤い理由は?
A,よくお寺の縁側に赤い賓頭盧様が座っておられます。賓頭盧様は神通力を自慢したのでお釈迦様から本堂の外で衆生済度に努めよと命じられて本堂の外に坐しておられるのですが、先日護国寺で賓頭盧様の赤い理由を問われました。経典には調べても見つかりませんでしたが奈良興福寺の賓頭盧様の説明版には「修行して精神が充実して赤くなっている。」と書いてあるようです。 . . . 本文を読む
5月26日も5年前と前と同じく ・5番勝福寺(飯泉観音 神奈川県小田原市)、・6番札所 長谷寺(飯山観音 神奈川県厚木市)、・7番札所 光明寺(金目観音 神奈川県平塚市)、・8番札所 星谷寺(星の谷観音 神奈川県座間)に参拝しました。
小田原駅に集合しましたが天候も晴れたり曇ったりで絶好のお参り日和でした。
1、今回は5番勝福寺(飯泉観音)までは丁度バスが駅前から出るときだったのでそのバスにの . . . 本文を読む