Fukunosukeです。
年の瀬だ~。
表参道のライトアップ、すっかり冬の風物詩になりました。
♪おーシャンゼリーゼー おーシャンゼリーゼー
♪おーもてさんどー おーもてさんどー
12月は、今年食べたかったものを全部食べるのだ。
やって来たのは下北沢のサーモンアンドトラウト。
12月のコースは、全てワインとのペアリング。今回はワインも料理も全部紹介します。
スタートはWeingut Weinreich Pino Brut。スパークリングです。
合わせるのは「発酵豆乳、ベスン粉、黒糖、法蓮草、芹」ほうれん草の味の濃さがすごい。
Jilly Wines Lone Ranger Chardonnay。エチケットが可愛い。
「鹿、冬桃、赤蕪」鹿はシェフの奥さんが仕留めたもの(女性のハンターなんです。すごい)。熟成させていて本当においしい。
Calabretta Carricante。オーナーであるカーヴィストのKさんはシチリアで2年間ワイン修行したそうですが、その時の師匠のワインだそうです。
「蕪、セロリ、丁字、柚子」 丸のまんま蕪です。レフェルヴェソンス以来の丸ごと蕪。そして蕪は丸ごとが美味しいと再確認。
Minimus "I have powdery mildew. I am OK with that, I am enlightened"という不思議な銘柄の白。
「人参、ビーツ、蜜柑」 なんと焼きミカン。生まれて初めて食べました。
Domaine de L'envol Bulles de Muscat。ほんの少し発泡して爽やかな味。おや?ギアが変わりました。
なるほど次の料理のためでした。「鯉、林檎、自家製アリッサ、湯葉」ここまでの柔らかい味わいから一転して鮮烈な料理です。和と中東の融合した様な味。ホント美味しい。
Erioli Grechetto Gentile
「シラウオ、春雨、花良治蜜柑、洋梨、レタス」 これだけいろいろ組み合わせて、どれ一つ余計な材料が入っていません。素材そのものが調味料になっています。
Moschioni Refosco Riserva
「野鴨、リーキ、セロリの葉」鴨が葱を背負って~ではなく、葱の上に鴨が乗って来ました。
デザートは「栗、銀杏、大根、薩摩芋、柿酢、粉糖」
↑のデザートに使っている柿酢というのは↓これだそうです。この柿酢まで自家製。
Jun Chiyabari Himarayan Imperial Black
今日も美味しかったです。圧倒されました。
とにかくこちらの料理は他所で同じものを食べたことがありません。世界で唯一サモトラだけのお料理。毎回ビックリするのが楽しくて何度も通っています。なんと今回で16回目だそうです(もちろん自分では数えていなかったのですが、シェフが教えてくれました)。
ハリッサや柿酢まで自作するシェフの料理に注ぐ情熱やチャレンジは素晴らしいと思います。そこに絶妙にお酒を合わせてくるオーナーKさんのセンスも抜群。ユニークな料理とユニークな飲み物の掛け合わせなので、好みに合うかどうかは人によりけりでしょうが、もしピンときたら一度は食べに行ってみてください。僕らにとっては、食べられるうちにできるだけ食べておかないと人生の損と思えるようなスゴイお店です。