Fukunosukeです。
前回秋に来たとき、「正月は室礼も料理も全く変わりますよ」と言われて楽しみに
していたんです。食事はどうでしょう。
箸袋は名前が入ります。
まずはお屠蘇をいただきます。お正月だー!
シャンパンは宿からのサービス。
今年もよろしくお願いします。誰に向かって言ってるのか。
数の子。とってもプリプリパリパリしています。お皿は鶴。
三段のおせち料理。結構な量です。これ全部食べたら大変です。
家で食べるおせち料理は、作っても買っても日持ちのため濃い味になりますが、
さすがに薄味で素晴らしかったです。これだけで料金の上乗せ分の元はとれます。
あさばの料理は変に派手に演出しないのが好きです。おせちだって見た目家庭的。
それでも伊勢海老の殻には、明らかに2匹分くらいの伊勢海老が
伊勢海老のミソとウニまみれで入り、蛤の殻には、蛤の身が
2つ分ずつ入っています。ケチらない。
そして日本酒へ。銘柄を言う前に「鄙願がお好みと承っておりますが」
なんて言われて嬉しくなってしまいました。「もう絶対鄙願以外頼ま
ないぞ」と心に決めた小さな人間です。
寒筍の菜のり揚げ。伊豆のどこかでもう筍が採れるそうです。
近頃は食材に季節感がなくなり、うっかりするとなんとも思わず
食べてしまいそうですが、こういうの贅沢ですよね。
椀物は松葉蟹の真薯。真薯は蟹の身だけで固まっている様で、
蟹を丸かじりしているみたい。出汁はあさばらしい特徴のある味。
おいしいですか? おいしいでしょう。そらそうでしょう。
造りはアオリイカ、寒平目。他のものがすご過ぎて印象が薄かった。
鰆炭火焼。いつもながら見事な焼き加減です。
カラスミの飯蒸し。酒のあてにぴったり。最近カラスミが大好きです。
尿酸値が心配です。
牛ヒレ炭火焼。上品でおいしい肉でした。牛が出る時はイチボ
だったと思うから、同じ料理でも食材のランクが上がっています。
ご飯はシンプルに白米。ですが、、、
自然薯と大間マグロの山かけ! 最高級の山かけではないか(笑)。
あさばでは、造りはいつも白身系でマグロが出たことはありません(昔は知りま
せん)。マグロは値段なり。原価を推量されてしまうから敢えて使わないのかと
思ってましたが、さすが正月料理です。大間を山かけ扱いにするなんて。
美食家の酔狂という感じ。
デザートはいつもと同じでした。ここは変化が欲しかったかな。
Fukunosuke:「うー。もう食えん。破裂しそうだ―」
夜の食事だけで料金の差は納得しました。かえって採算度外視じゃないかな。
この日は、2018年最大のスーパームーンだったそうです。
というか、スーパームーンは何かいいことあるんですかね?
しかし苦しいよう。 お腹いっぱいで辛い。
私は、最近、金沢のつば甚に行って、伊藤博文や川端康成などが利用した部屋で、非常に丁寧な仕事の素晴らしい懐石に、感動の器で、感激してきました。ブログアップはもすこし先になりそうですが(笑)、2016年12月に行って(ブログアップ済み)、旦那が特にいたく気に入っての再訪です。古い料亭ですが、おすすめですよ。あ、番宣みたいで失礼しました~m(__)m
量多かったです。食べきれなかった。でもおいしかったです。
料金はもっと高い感じです。とてもじゃないけど、お風呂付の部屋には泊まれませんでした。
つば甚、素敵そうです。金沢もいいですよねー!