Fukunosukeです。
10月下旬、埼玉県は寄居。東京から行くと長瀞の手前。遠路はるばる鮎を食べに来ました。
本題の前に、道の駅に寄り道の駅(厳密には道の駅隣のJA農産物直売所)。
朝10時の道の駅はhiyokoのドッグラン、もしくはお狩場。嬉々として走り回っています。
うわー、どうすんだこれ(この後となりの道の駅でワインだ何だと買い込みました)。
さて本題。
京亭という料理旅館にやって来ました。
佐々紅華という作詞家・美術家の旧居なんだそうです。
庭からは素晴らしい荒川の景色。
築80年以上の建物はとても趣があります。
10月も終わりなので、今年の鮎もギリギリ最後かな。
鮎の甘露煮、うるか。特にうるかの美味しさにびっくりしました。
鮎の骨せんべい、いくら、石川芋、無花果と生ハム。
鮎の一夜干し(風干し)。
鮎の時期は終わりなのか、造りはナマズでした。ところがこのナマズがびっくり美味しいです。お刺身としては鮎より美味しいかも。
うるかで炊いた野菜。ほんのり遠く苦みと旨味が感じられ、実に繊細。
鮎の塩焼きです。ギリギリ天然物に間に合いました。良かった。
わー。怖い顔。夢に出ないで成仏してください。
和の味に口が飽きてきた頃合いにちょっと洋風の一品。海の魚と蟹の真丈と言っていました。
そして、名物の鮎ご飯。鉄鍋で炊くんですね。こういうのは初めて。
女将さんが鮎をほぐしてくれます。口当たりの悪い骨やひれを手際よく外していきます。
ざくざくとご飯に混ぜ込んで仕上げます。よい香り!
おーこれは美味しい。あさばの鮎ご飯とどっちが美味しいかな。うーん。甲乙つけがたい。
お食後の甘味も品のよいこと。
ごちそうさまでした。
わざわざ寄居まで鮎を食べに行くと聞いた時には、鮎なんてどこで食べても大して違いはないだろうと思っていたのですが、なんだか違いました。使う鮎も吟味されているのでしょうが、丁寧で繊細な調理でおいしかったです。風情のある建物も素晴らしい。
同行させていただいたお仲間のスーパーカーの前でパチリ。アストンマーチンです!
木工用ボンドガールくらいならなれるかな。
おいおい、気安く触っちゃだめだよ。
放っておくと「これあたしの」とか言い出しかねない。
年中行事になってしまいそうな京亭でした。