上越新幹線 ・ 赤谷川橋梁
上越新幹線が開業して間もない頃、私は赤谷川橋梁の撮影に出掛けました。 三脚とカメラを抱えて 撮影場所を探していると、私のすぐ後から、大型カメラを持ったプロカメラマンが現れました。
新幹線のカレンダーの制作依頼を受け、新潟からレンタカーに乗って、沿線を回っているとの事でした。 4cm×5cmのモニターを見せてもらい、一眼レフのファインダーとの違いを痛感しました。 まるで、プリントした写真を見ているような ・・・。
一眼レフカメラと望遠レンズを購入したばかりの、駆け出し者だった私にとって、大きなあこがれであり 良い刺激になりました。
撮影ポイントは 在来線の上越線・後閑駅の少し北側。 ガラス工房のある 上越クリスタル のすぐ裏手です。
この頃、テレビで流行っていたのは、松田聖子の 「 ガラスのリンゴ 」。 優雅なデザインの赤谷川橋梁の上を 上り列車と下り列車がすれ違うのを眺めながら、私は 「 ガラスのリンゴ 」 を 口ずさんでいたのを覚えています。
松田聖子「ガラスの林檎」