クラシック音楽を題材としたフランス映画「オーケストラ」、ともかく面白かった。
生憎とTV放送を観たので、音はそれほどでも無かったが、劇場でみたらさぞ見事な音に感激しただろうと思う。
ソ連邦時代の反体制(ユダヤ人)粛清に端を発し、30年経過後にかつての失脚した音楽家達がパリでコンサートを開くと言う、ある種のサクセス・ストーリ。
結構いろいろな伏線が張ってあり、最後までみると結構納得してしまう、喜劇はこうでなくてはと思う。
何しろ30年前の楽団メンバーを集めて、パリでリハーサル無しでいきなりのコンサート、そして大成功を納める、普通はありえない。
でも”造り”がしっかりしているから名作になってしまう。
知ってる役者はただ一人、やはりフランス映画「トランスポータ」にでてくる刑事役の人(フランソワ・ベルレアン)、今回はパリの劇場の支配人で名前は知らない。
ともかく最後の20分間は圧巻。
いつもならこの邦題は!なんてケチを付ける所が、この邦題「オーケストラ!」については大評価。
原題をそのまま翻訳したら「協奏曲」とか「コンサート」になるのだが、”!(びっくりマーク)”の付いた「オーケストラ!」、これなら内容を一言で表現した上手い邦題、「山田く~ん、座布団一枚~」。
で、この録画、消せずにいる。