「恐怖の報酬(完全版)」本日、映画館にて鑑賞、実に良かった。
これまで見たことあったのは4人が2組でハラハラドキドキでダイナマイトをトラックを運ぶとこだけが印象に残っていて、物語の「起こり」は結構ハショッテあったようだ。
今回観て、4人の転落を「起」とすれば最後のシーンで殺し屋風の男2名が現れて遠巻きにして終える「結」までが見事にまとめあげられている、四人の役者も良いし、画面の邪魔になる音楽や音が無いし画面も見事。
なにやら最近再評価されたらしいが、良い物を見た。(やはりこの映画のロイ・シャイダーはベスト)
〔物語〕
ポルベニールから300キロほど離れた山の上の油田で突然、爆発事故が起こった。炎は見るまに広がって、石油の貯蔵タンクが次から次へと爆発してゆく。石油会社の支配人コーレットは、この炎は爆薬を運び込んで消火するしか手はないと決断。しかし、倉庫に保管してあった40ケースのダイナマイトは既に反政府ゲリラに盗み出されており、残っているのは僅かのショックでも爆発を起こすニトログリセリンしかない。彼は、この小屋からニトログリセリンをトラックに積み込み、ジャングルを横切りデコボコの山道を登って300キロ離れた山の上まで運ぶという、危険な任務を引き受ける志願者たちを募った。そして報酬を目当てに集まった志願者の中から、ドミンゲス、カッセム、セラーノ、マルケスら4人の男たちが選出され、彼らはこの命がけの旅に出発するが……。
完全版が日本上陸/ウィリアム・フリードキン監督『恐怖の報酬』【オリジナル完全版】予告編
オリジナルとあるが本当のオリジナルは1953年のフランス映画、正確にはハリウッド版の復元完全版。
映画は映画館で観るのが一番、それを実感した一本。
イブ・モンタンって歌手出身の俳優みたいですね。
「Z」が特に好きです。