まじめに作った喜劇は面白い、でも大御所俳優三人は軽いノリで付き合った様な感じでけっして名作喜劇では無い。
ただ土曜の午後に寝っ転がってみるには最高だった。
〔内容〕
恐ろしいギャングのレジーに多額の借金をしていたB級映画プロデューサーのマックス。返済のめども立たず窮地に陥っていた時、ある悪だくみを思いつく。それは、アクション映画の撮影中に主演俳優を事故死させて保険金を手に入れるというもの。老人ホームにいた往年のスター、デュークを担ぎ出すと、さっそく西部劇の撮影に取り掛かる。そして、撮影中の事故に見せかけてデュークを殺そうとするマックスだったが…。
ここに出てくるギャング(モーガン・フリーマン)は全然怖く無いし、デ・ニーロもそれほどの癖を感じさせないサラッとした演技で、滑稽さやブラックユーモアはそれほどでも無いが、仕掛けられてもしつこく生き残る老俳優(T・L・ジョーンズ)のとぼけた所が抜群に面白かった。
それと物語りが映画製作に並行して進むのでそれも楽しみの一つ。
『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』予告編
ポカーンと楽しめる一作です。