おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

妻が讃めてくれた大雪の晴れた日

2022-12-21 12:29:49 | Weblog

雪が降り止み除雪隊の朝食も少し。
そして定休日なので5時まで布団にいたらパン屋の息子に大丈夫と声をかけてきた。
仕入れにいかないのと来客がなくカレーが残ってたので朝カレーにした。
鶏の唐揚げ付き。
弁当にもカレーを入れて味玉を載せた。
ご飯たっぷり別容器でホカホカを届ける。
540円税込み。
日の出を待ってた。
ズート雨と雪続きでお日様が恋しくなってた。
上弦の月が薄くなって久しぶりの日の出、でも権現堂の上には笠雲が浮いてた。
そのうちに雨になるのだろう。
薪小屋の雪下ろしをしなければとつぶやいたら息子が一人だと危ないから明日にすればと言った。
気温が上がって雪がしただまるのを待って排雪をして次の寒波に備える。
除雪隊も珍しくお昼ごはんを食べに来た。
昨日夕方でかけて朝ごはん抜きでお昼近くまで除雪をやってたらしい。
大変ご苦労さんです。
渋滞に巻き込まれて帰ってこれなかったのだろう。

晴れて冬の日差しがホールいっぱいに広がりそれだけで心が浮き立つ。
薪ストーブの暖かさが体を包み、時折薪の燃える音が雪に押された心を刺激してほぐす。
そこに妻からの電話。
昨日はどうだったと言うので、お客さんは来なかった。
息子とパンとおにぎりの炊き出しをしようと決めたけど考え直して売ることにして止まってる車の前にプラカードを持って弁当とパンを売りに行ったと話した。
周りの人たちが魚野川が潰れないように心配してくれたり法外な値段の注文をくれたりしてくれてるから一円でも多く稼ごうと思ってると。
妻の興奮した声が届いてきた。
お父さんが大雪で落ち込んでると思ったけど凄いねーなんと前進的なんでしょうと。
カードを持ってドライバーの前にかざすのもちょっと恥ずかしかったが妻の讃め言葉もまた別の恥ずかしさが有って、そして冬を乗り切れるような気がしてきた。
裏方のスタッフたちの応援もあるからだ。
気温が少し上がり新雪の崖に小さな雪崩ができてきた。
ほんの少し春が近づいてきた。


コメント (2)
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