予報は悪いのに積雪がたいしてなかった。
市場に行ってたら降り出してきて、新潟のほうの高速道路は交通止めと表示板に出ていた。
ヤリイカやホッキ貝を仕入れた。
けど店に近づくと雪が小降りになってきた。
娘と病院に行き、娘の主治医にきつく言われた。
食べすぎで数値が悪化していた。
だいぶ落ち込んでるのに、今度は同級生の妹さんから電話があって。
姉が朝方息を引き取りましたと言ってたよと板長が伝えた。
死んだ本人の携帯に電話した。
妹さんの声は彼女の声に似てた。
何もなければ悪冗談はと言うのに、ソウルに行く前に今度は私ダメみたいとと言われてあった。
本人が一番知ってるので嘘は言えなかった。
ひどいこという人間だと自分を嫌になったが、だれも遅かれはやかれ死ぬから仕方ないよとと言ってしまった。
ずいぶん前に電話するとまだ生きてるよと言われたことがあったので。
癌になる前からなったあとから随分頑張り屋であった。
野菊のような人だった。
あなたの肉体はなくなったけど前よりはっきりとわかるよ、僕たちの中で生きてることが。
僕はできるだけ長生きしてあなたと一緒に生き、終りが来たらほんとのあなたが住んでる悩みや病気のない世界に行きます。
サヨナラまたね。
あふれる涙は雪のハンカチで拭きました。
天気予報が久しぶりに外れ、晴れたのはあなたのサヨナラだと不思議な天気図を見てました。
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