「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

犬も人格障害? 

2006年05月04日 18時01分24秒 | ボーダーに関して
 
 僕の元の実家は、親父が亡くなったあと僕の兄が相続して、一家で住んでいます。

 きのうはゴールデンウィークで、兄貴に誘われ食事をごちそうになってきました。

 兄貴の家では最近犬の子を買いました。

 パピヨンの「コタロー」といい、4ヶ月です。

 でもよく具合が悪くなるそうで、ストレスからか2日間エサを食べないで点滴を打ったり、チック症みたいにふるえたり、目ヤニが出たり。

 獣医さんに話を聞いて初めて分かったそうですが、昨今のペット事情によるものがあるようです。

 ペットショップでお客が犬を見て買いたいという衝動に駆られるのは、生後1~2ヶ月のかわいいときだそうです。

 そのため、小犬は生まれるとすぐに親から離されて、ペットショップに送られケージに入れられます。

 つまり実の親に育てられ、スキンシップが与えられる期間がないのです。

 本来の親子の愛情を得られず、犬としての“アイデンティティ”も育たないということです。

 その結果不安定になってしまい、ストレスを抱えて体の不調などが現れるそうです。

 まさに人間の境界性人格障害と同じです。

 犬といえどもやはり親の自然な情愛が必要なのです。

 こんなところでも愛情の大切さが証明されるのですね。

 犬の場合は人間ほど複雑ではないのか、飼い主が充分に愛情を与えたりしつけたりすることで、一人前に育っていくようですが、

 人間の一時的な都合で、ペットが受難の時代になってしまっています。
 
コメント
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