( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/35275980.html からの続き)
実は心子が亡くなった直後、心子が泊まった部屋を見せてほしいとホテルに頼み、一度は了承されました。
しかし数日後、ホテルの上司が電話に出て、やはり部屋に入るのは勘弁してほしい、ということになってしまいました。
その代わりに、当日の事情を詳しく教えてくれましたが、考えるに、後追い自殺を恐れたのではないかと思ったりしました。
それ以来、部屋の中を見ることができなかったのです。
ただ、何年か前ペントハウスへ行ったとき、たまたまベッドメーキングをしていて、スタッフが姿を消したすきに、部屋に忍び込んだことがあります。
でもその時は戦々恐々として、ゆっくり見定めることができませんでした。
きのう、心子が降りた位置を最終確認できましたが、部屋に入っていたのをホテルの人に見とがめられ、“不審尋問”されてしまいました。 (^^;)
心子が旅立った場所の、2~3メートルの違いに拘ってしまうのですが、身内を事故で亡くした人の多くが、最期の場所や状況をつまびらかに知りたいと願うものです。
そのことで、先立った人の今際の心に、少しでも近づける気がするのです。
ホテルをあとにして、心子のお墓の最寄り駅の花屋さんで、鉢植えを買いました。
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/32656319.html 参照)
例の店員さんはもうすっかり覚えてくれていて、僕を見て向こうから「こんにちは」と挨拶してくれました。 (^^)
心子の話をしたら、自殺ということを最初は驚いていましたが、境界性人格障害のことなど、とても熱心に聞いてくれました。
この店員さんは以前お葬式関係の仕事をしていて、人の生と死を大事なことと思っているそうです。
拙著のチラシを渡すと非常に関心を持ってくれ、さっそく買って読んでみると言ってくれました。 (^o ^)/
色々な出会いを不思議に思うと言っていましたが、僕のほうこそ本当にありがたく思いました。