「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

性のミステリー(1)

2006年05月15日 20時20分58秒 | 心理
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/34378772.html からの続き)


 友人が以前メールをくれました。

 長男が小さい時、お姉ちゃんの友達と遊んでいたので、ママごとやピンクのTシャツが好きだったという話。

 男らしさ,女らしさは環境の影響を受けます。

 ところがそれだけでなく、自分が男か女かという意識=「性自認(セクシュアル・アイデンティティ)」さえも、

 環境(後天的なジェンダー)に左右されるというのです。

 
(以下「性のミステリー」伏見憲明より)

 性自認の形成には「臨界期」というものがあって、2才位まで男ないし女として育てられると、

 その後に性自認を変更するのは難しいという説があります。

 例えば、胎児期のホルモンの関係で、男性器のような女性器を持って生まれた女の子がいます。

 性別は生まれた時の外性器で判定されるので、その子は男子と判断されました。

 そして当然のように男の子として育てられ、女の子に初恋もしました。

 しかし、思春期になると胸が膨らみはじめ、体が女性化してきました。

 検査をすると、卵巣や子宮が発見されたのです。

 しかしそれでも、“彼”は男性であるという性自認が揺るがず、体のほうを男に変える選択をします。

 手術を施し、ホルモン投与をして、彼はその後も男として生き、女性と結婚もしたのです。

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/34637367.html
 
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