「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

日比谷公園・松本楼--百年の歴史

2006年05月08日 21時52分40秒 | Weblog
 
 日比谷公園の木立の中に、松本楼という老舗のレストランがあります。

 日比谷公園は心子とも何度か行ったことがある場所です。

 日本で初めての洋風の公園で、当時は松本楼でカレーを食べて珈琲を飲むのが時代の最先端だったそうです。

 新聞のコラムに、この松本楼のことが載っていました。

 今からちょうど百年前、日露戦争の講和条約に反対する勢力が松本楼での会合を企てました。

 警官隊と衝突し、焼き討ちなど3日間に渡る騒乱が続いて、多数の死傷者が出たということです。

 その後も松本楼は、関東大震災での消失、米軍の接収、過激派の焼き討ちなどを乗り越えてきました。

 今では花々が咲き誇り、昼休みにOLたちがくつろぐ日比谷公園に、そんな歴史があったとは知りませんでした。

 松本楼の3代目社長はこう語ります。

「百年たって漸く平和な公園になった」と。
 
コメント (1)
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