「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

セクシュアル・マイノリティ

2006年05月25日 19時41分23秒 | 心理
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/35176161.html からの続き)

 セクシュアル・マイノリティの人々は、社会的にも多くの制約を受けています。

 戸籍の名前や性別の変更は、ようやく認められるようになりましたが、かなり厳しい条件が求められます。

 例えば、性同一性障害の人が性別を変更するのに必要なのは、次の条件などです。

○20才以上である

○性別適合手術を受けている

○結婚していない

○子供がいない

 仮に、多くのことを犠牲にして性別適合手術を受けても、すでに結婚している人は、離婚しなければ性別変更ができないという場合もあります。

 そうすると、社会的には以前の性の束縛から抜けられません。

 性別の変更ができないと、結婚,就職,住居の賃貸,医療の受診,海外渡航,免許取得,投票など、多くのことに困難をきたします。

 同性愛者カップルも、法的に夫婦として認められて保護されず、一般の配偶者に保証されている様々な権利を得られないでいます。

 海外では、結婚に準ずる「パートナーシップ」に関する法制度が、整備されている国もあります。

 様々な価値観,ライフスタイルを持つ人々が、それぞれ自分の生活に合った制度を、選択することが可能な社会が求められるのではないでしょうか?
 

 戸籍やパスポート,履歴書などあらゆる場合について回る「性別」。

 しかし、「男」「女」、そのどちらの蘭にも○を付けられない人がいるということを、我々は覚えておきたいと思います。

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/35448313.html
 

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