「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

セクシュアリティ

2006年05月11日 19時56分22秒 | 心理
 
 2日続けて同性愛者の映画の感想を書きました。

http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/34019511.html 「ブロークバック・マウンテン」
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/34081107.html 「メゾン・ド・ヒミコ」

 これを受けて、同性愛や「セクシュアリティ」についての記事を、少し連載してみたいと思います。
 

 「男と女」という単純な2分化は、セクシュアリティの世界には通用しません。

 「セクシュアリティ」(精神的・心理的な性)には、次の3つの位相があります。

○性的指向……性的な関心がどの性別に向かうか

○トランスジェンダー……体の性と、心の性・生活上の性が一致しない人

 (この内、性転換手術を必要とする人が「性同一性障害」)

○性自認……自分が男であるか女であるかという意識

 これらは、あれかこれかのデジタルではなく、全てがグラデーションとして存在します。

 そして、3つの軸が互いに交錯してあらゆる組み合わせがあり、想像もできないようなミステリーが生まれます。

 そういう事実は、まだ一般的には充分理解されておらず、その存在さえ知られずに、苦しんでいる人たちが沢山いるのです。

(続く)
 
コメント
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