2日続けて同性愛者の映画の感想を書きました。
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/34019511.html 「ブロークバック・マウンテン」
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/34081107.html 「メゾン・ド・ヒミコ」
これを受けて、同性愛や「セクシュアリティ」についての記事を、少し連載してみたいと思います。
「男と女」という単純な2分化は、セクシュアリティの世界には通用しません。
「セクシュアリティ」(精神的・心理的な性)には、次の3つの位相があります。
○性的指向……性的な関心がどの性別に向かうか
○トランスジェンダー……体の性と、心の性・生活上の性が一致しない人
(この内、性転換手術を必要とする人が「性同一性障害」)
○性自認……自分が男であるか女であるかという意識
これらは、あれかこれかのデジタルではなく、全てがグラデーションとして存在します。
そして、3つの軸が互いに交錯してあらゆる組み合わせがあり、想像もできないようなミステリーが生まれます。
そういう事実は、まだ一般的には充分理解されておらず、その存在さえ知られずに、苦しんでいる人たちが沢山いるのです。
(続く)