「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

インターセックス

2006年05月22日 19時43分09秒 | 心理
 
(http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/35083625.html からの続き)

 染色体や胎児期のホルモンの関係で、生まれる時に、男性器とも女性器とも判別できない外性器を持っていたり、

 精巣と卵巣の両方を持っていたりする場合があります。

 「インターセックス」(半陰陽/間性)と言われる人々です。

 生物的な性でさえも、男と女に二分はできません。

 これらの人々は出産時、医師や親によって、男か女の一方に無理やり振り分けられます。

 外性器にメスを入れられることもあります。

 しかし、戸籍上の性と成長後の性自認が食い違って、成長してから

 性的自己同一性の危機(ジェンダー・アイデンティティ・クライシス)を引き起こすことがあります。

 子供の性を大人の恣意で決めないで欲しいという、それらの人々からの切実な声があるのです。

 彼らはその存在さえ、多くの人には知られていません。

 インターセックスの人も、この世には男と女しかいないということになっている、「ジェンダー社会」の被害者と言えるでしょう。

(続く)
 
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