( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/34698821.html からの続き)
ちょうど今日のニュースやワイドショーで、性同一性障害の小学生の男子が、
女子として通学することになった、というでき事を報じていました。
専門医もこの子を性同一性障害と診断しているようですが、
年少者の場合の性同一性障害の症状は、思春期になったり、成長してからは変化してくることもあると思います。
この専門医も、慎重に将来を見据えていく必要がある、と言っているそうです。
きのう書いた「トランスジェンダー(TG)」は、ライフスタイルから分けた性の問題ですが、
性同一性障害は、自分の性別に対する自己認知である、「性自認」の面から見た分け方になります。
「トランスジェンダー」の人たちの性自認は、TS,TG,TVの分類とは無関係なのに対して、
性同一性障害の人は、自分の性に違和感や嫌悪感を持っていて、次のような症状が診断基準になります。
○自らの性を嫌悪,あるいは忌避する
○反対の性に対する強く、持続的な同一感
○反対の性としての性役割を求める
その程度が強くなるに従って、
「性別違和症候群」 → 「性同一性障害」 → 「性転換症」となっていきます。
「性転換症」は、きのうの記事の分類では「トランスセクシュアル(TS)」、
つまり、性別適合手術(性転換手術)を望む人ですね。
一昔前なら考えられなかった、性同一性障害への理解も広まりつつあるようですが、
ニュースの女の子の今後を、静かに見守りたいものです。
日本で初めて性別適合手術を行なった原科教授が、手術の記者会見を開いたとき、
マスコミに興味本位で扱わないよう、強く要請をしたそうです。
そのお陰で日本では、性同一性障害は当初からかなり好意的に取り上げられました。
境界性人格障害に対しても、何かこのようなきっかけがあればいいのですが。
(σ (^^;)が「境界に生きた心子」をうまく映像化などできれば……。)
(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/34916426.html