( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/34637367.html からの続き)
先日書いた友人がさらにメールをくれました。
渋谷でセーラー服姿の男性に遭遇したとのこと。
またエレベーターで男性同士のカップルに会ったという話。
前者は「トランスジェンダー」,後者は「性的指向」の話です。
体の性と、心の性・生活上の性が異なる人達を「トランスジェンダー」(TG)と言い、次の3つに分けられます。
1.トランスヴェスタイト(TV)
異性装をすることによって精神が落ち着き、本来の自分に戻ったような安心を得る人。
2.トランスジェンダー(TG)
何らかの形で戸籍上の性と異なる性で生活をしている人、またはしたいと望んでいる人。
様々なライフスタイルの人達を含む。ホルモン治療をしている人もいる。
(広義には1~3を合わせてTGという。)
3.トランスセクシュアル(TS)
手術を受けて戸籍上の性と異なる性になった人、またなりたいと望んでいる人。
「トランスジェンダー」は、「性を超える」という意味ですね。
TV,TG,TSの分類は境界線があるわけではなく、グラデーションのような彩りを見せます。
また、戸籍上の性と異なる生活を、常に(フルタイムで)している人と、
時々(パートタイムで)することで自分らしさを確認できる人がいます。
あらゆるレベルのトランスジェンダーの人がいるということです。
性は、決して男と女だけに分けられません。
二元的な自明のものではないのです。
これも現代のボーダーレスのひとつでしょう。
また、男でも女でもない、第三の性が世界には存在しています。
インドの「ヒジュラ」、北アメリカのインディアン社会の「ベルダシュ」などがあります。
性別は生まれながらのものではなく、社会的に作られるという実例です。
(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/34816271.html