「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

性同一性障害(2)

2006年05月19日 19時14分14秒 | 心理
 
(http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/34816271.html からの続き)

 昨日の性同一性障害の児童のニュースは、今日の朝日新聞にも出ていました。

 イギリスのデータによると、6才前後で性自認が女である男子70人のうち、

 成長しても女性のままだったのは1人だけで、あとは男性に戻ったということです。

 幼ければ幼いほど、元の性に戻る可能性が高いそうです。

 今後、件のニュースの女の子がどのようになっていくか分かりませんが、

 体型が変わってきたり、共同宿泊,入浴など、とても難しい局面も出てくるかもしれません。

 でも当事者間でじっくりと対応し、またとない教育の機会にしてほしいものだと思います。

 日本ではセクシュアリティに関する教育はほとんどされていませんが、一部で試みもなされています。

 子供は大人が心配するより案外抵抗なく、同性愛やトランスジェンダーなどを自然に受け入れるといいます。

 セクシュアリティの教育は、共生について学ぶことであり、互いに異なる人への理解や共感を育むことになるでしょう。

 それはセクシュアリティ以外の、様々な人々の価値観や多様性をも受容していくことにつながるはずです。

 くだんの女子を受け入れた小学校ならば、それができるだろうと思いますし、

 そこから、日本にもセクシュアリティの教育が広がっていけばと期待します。

 境界性人格障害のほか様々な障害を抱えた人や、マイノリティの人々が

 共に生きやすい世の中になっていってほしいものです。

(続く)
 
コメント (2)
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