『満たされない自己愛――現代人の心理と対人葛藤』大渕憲一(ちくま新書)
しばらくこの手の本を読み続けています。
自己愛が強い傾向にある人とそうでない人の違いを研究した、アメリカの大学生を対象に行った調査報告がなかなか面白かったです。
しばらくこの手の本を読み続けています。
自己愛が強い傾向にある人とそうでない人の違いを研究した、アメリカの大学生を対象に行った調査報告がなかなか面白かったです。
阪神間では阪急電鉄より先に阪神電鉄が開業しています。開業当時は阪神間でも一番賑わいがあったエリアに電車を開業させたのが阪神電鉄だったのです。
阪急電鉄のほうが、広いエリアをカバーしていますね。とはいっても、阪神電鉄は大阪・難波への延伸計画がありますよ。現在、尼崎から大阪・西九条までを結ぶ「西大阪線」が「近鉄難波」駅まで延伸される予定。この延伸線が完成すれば、阪神本線から「近鉄奈良線」まで相互運転も予定されているとか。神戸から大阪・難波、奈良へ乗り換えなしで行けます。また、この線は「大阪ドーム」の近くにも駅が出来るそうですよ。「甲子園球場」と「大阪ドーム」が電車でつながるのも面白いですね。
駅数は、阪急電鉄が14に対して、阪神電鉄が30。なんと、阪神電鉄のほうが倍以上も多くなっています。阪神電鉄では、プラットホームから隣の駅がみえているようなところもあります。
どちらが住みやすいかは、人それぞれ。それぞれのライフスタイルによって、阪急派と阪神派にわかれることでしょう。阪急電鉄と阪神電鉄が統合されたとしても、決して、阪神間のライフスタイル「阪急派」と「阪神派」が一緒になることはないでしょう。
本業の鉄道事業では、阪急HDと阪神電鉄はともに、沿線人口が多い阪神間を並行して走り、ライバル関係にある。このため、「運行面での相乗効果は小さい」(証券アナリスト)との見方が一般的だ。
ただ、両社のターミナルである梅田駅周辺では、阪急HDと「兄弟」関係にある阪急百貨店と阪神百貨店が目と鼻の先にあり、顧客獲得にしのぎを削っている。ホテル阪急インターナショナルと、阪神電鉄が経営するリッツ・カールトンはともに大阪を代表する高級ホテルで、ライバル関係にある。
こうしたことから、「メリットを最大にするためには抜本的な事業再編が不可欠で、提携にとどまらず、事業統合、さらに経営統合が必要」(金融関係者)との見方も出ている。
阪急が統合を目指す理由の1つは、阪神が梅田西側に多数持つ不動産とみられる。梅田東側には阪急の大型商業施設が多く、両社が手を組めば一等地の大半を押さえることになる。証券アナリストは「一体的戦略を描ければ、大規模で効率的な開発ができる」と話す。