ネタは降る星の如く

とりとめもなく、2匹の愛猫(黒・勘九郎と黒白・七之助)やレシピなど日々の暮らしのあれこれを呟くブログ

『働く女は腕次第』遙 洋子

2006-06-22 13:18:33 | 時事
 心理学系の読書が続いていたので、気分転換に読んだ。

『働く女は腕次第』遙 洋子(朝日新聞社) リンク先はamazon.co.jp

 私が定期購読している雑誌『日経ビジネス』に連載されてきたコラムの単行本化。いっとき、読者の投書コーナーが遥さんのエッセイに対する批判で埋め尽くされた時があったのを朧気ながら覚えている。

 こうして連載当初からのエッセイ(と、筆者による追記)を読んでみて、面白い。男性読者の比率が圧倒的であるはずのばりばりのビジネス誌への投稿ということで、最初は気を遣って書いていたが、気を遣っても遣っても伝わらない焦燥感が溜まっていって、途中から辛口というか毒舌スタイルになっていく変化が見える。

 男性読者にとっては、これでも眼を白黒するような内容なんだろうなぁ。

 最近は労働力不足もあって女性を本気で活用しなければと危機感を感じる男性も増えてきたように思う。そのムードを歓迎しつつも、今の家庭や社会の枠組みを維持して、その上で女性も男性並みの戦力になってくれと期待するのは、too muchじゃないかと私は思う。

 出産・育児より仕事を優先する生き方をするか、育児もしながらほどほどに仕事をするか、仕事を辞めて出産・育児に専念するか。そのどれでもない生き方はたぶんあるんだろうと思うが、子供を見てくれる実家だったり保育所だったり、セイフティネットが必要になってくる。

 男がろくに家事も育児もせずに仕事漬けになっている前提で、女性に「男性並み」を求められてもねぇ(苦笑)。または、人口減少の歯止めに子供を生んでくれと言われてもねぇ。女それぞれがいくつもの選択肢を選びながらそれぞれの道を行くしかないのだ。

 ということで、遙姐さん、男性読者に引き続き辛口でお願いします。

過去の記録に意味があるのは……

2006-06-22 13:04:18 | 趣味
 面白いデータではありますがね。

<W杯日本代表>ブラジルの敗戦パターン突きヒーロー出るか

 ブラジルは第1回大会から今回まで唯一の18大会連続出場国。通算成績は、同点によるPK戦決着の3試合(2勝1敗)を引き分けにカウントすると、18日のオーストラリア戦まで89試合で62勝14分け13敗(勝率8割2分7厘)。3大会連続3回目の日本は、今回のクロアチア戦まで通算9試合で2勝2分け5敗(同2割8分6厘)。

 ブラジルは、無敗で5度目の優勝を遂げた日韓大会の1次リーグ初戦から続いている連勝を9に伸ばした。しかも日韓大会準々決勝でイングランドのオーウェンに前半23分に先制ゴールを許した後はゴールを割らせず、準決勝のトルコ戦から4試合連続無失点中だ。

 過去13敗のうち、2点差以上は6試合。全89試合のうち、6.7%の確率だ。


 日本の勝率2割8分6厘に対してブラジルの勝率8割2分7厘……さすがサッカー王国というか、常勝チームというか。

 2点差で負けたのは6.7%……今回の試合に意味があるかどうかは、日本がブラジルの過去の対戦国並みに実力があるという前提が成立してこそだと思うが(言い方が微妙に屈折しているが、前回のフランス人ジャーナリストが言うW杯出場チームの"平均"よりちょっと悪いと思っているので)。