雑巾縫い

　古タオルがたまっていたので、雑巾を縫った。全部で十五、六枚も縫ったろうか。

　もともと裁縫は大の苦手だ。まず、玉結びがうまくできない(爆)。縫い針とか画鋲とか指に突き刺さりそうな針が苦手だから、運針も不器用だ。家庭科の時間はいつも苦痛以外の何ものでなかった。

　しかし、青春時代を戦時中に過ごした母親の影響で、古タオルをそのままゴミに出すことができない。まして、コンビニや100円ショップで雑巾を買うことには物凄い抵抗感がある^_^;。たとえどんなにみっともない縫い目でも、雑巾は古タオルから縫うものだ、というのが動かしがたい価値観になってしまっている。

　というわけで、五時間ほどもかけて十五、六枚の雑巾を縫った(ミシンがないので、手縫いしかできない)。毛足の長い、しっかりしたタオルからつくった雑巾は台所のレンジまわりなど油汚れ用、洗濯で毛足がへたって薄く固くなってしまったタオルからつくった雑巾は掃除用。