6日(水)の記事で、前日5日(火)にドジなことをしましたが時間の都合で週末にでも時間があれば改めてアップします、と書きました。そのドジな話ですが、その後8日(金)に以外な結末となりましたのでその詳細を報告します。
まず、ドジな話です。5日(火)朝出勤時のことですが、仕事の荷物と仕事帰りに大和のスポセンに寄って走るための荷物を持ち、シューズを右手で持って玄関を出たのですが、両手が塞がっていて車のドアを開けることが出来ません。そのため、右手に持っていたシューズを助手席側の車の屋根の上にポンと置いたのです。そしてドアを開け、他の荷物を車内の後部座席の上に置きました。そしてこの時「あっ、そうだ!帽子を忘れた」と思い出し、玄関に戻ってランニング用の帽子を掴んでまた車に戻ったのです。
この日は目覚まし時計の時間の設定を勘違いしてしまい5時10分に鳴らすところを5時20分にしていました。そのため時間が押して慌てていたこともありました。
車に戻った私はそのまま運転席へ乗り込み車を発車させたのです。そうです。私は車の屋根に乗せたシューズを車内に入れ忘れてしまったのでした。家からは私道をバックで出て一般道に出たら、直ぐ左折、右折を1回ずつして厚木街道に出ます。この間は細い道のこともあってスピードは30km程度しか出していません。その後は道なりに直進し相鉄線の踏み切りを越えたら直ぐに右折し綾瀬方向へと向かいます。本当に屋根の上のシューズのことは綺麗サッパリと忘れていました。会社の駐車場に着いてから仕事の荷物を取ろうとして初めて車内にシューズがないことに気が付きました。
直ぐに自宅へ電話し、家内に私道を出たところから厚木街道を右折する所までを見てきてくれと頼みました。丁度近所のコンビニに行く用事があるので自転車で見に行ってくれるとのこと。運転席とは反対側(左側)の屋根の縁に乗っかっているので、落ちるとしたら右折した時にその遠心力で落ちると思われます。20分程時間を置いてからまた自宅に電話を入れました。家内の答えは「無かったわよ・・・」でした。
仕事がなければそのまま逆戻りしてシューズを探したかもしれませんが、そんな時間はなく、半ば放心状態で仕事につきました。仕事中も朝のドジな出来事のことを考えていました。色々思い出していて、厚木街道を走っている時に246号のバイパス下を通った時は信号が黄色に替わる時だったのでアクセルを踏みました。この時に落ちたかも、あるいは相鉄線の踏み切りを過ぎた後に右折する際も勢いのあるまま右折したので、この時に振り落としたのか、です。帰宅途中に気をつけてこれらの場所を見るしかないなという結論に達し、それで発見できなければ片付けられてしまったんだろうと諦めるしかありません。
そして残業を終えての帰宅時にこれらの箇所を通る際は出来るだけスピードを落として丹念に路上を見たのです。しかし、残念ながら帰宅時シューズを発見することはできませんでした。
今回は次の3点でガックリときました。
1.車の屋根にシューズを乗せたことをたかだか1分もしない内に綺麗さっぱりと忘れていた自分に驚きました。完全な痴呆ではないかと・・・
2.シューズを新調するとなると1万円前後の出費です。我家の子供たち2人も陸上をやっていて、彼らは3ヶ月ごとにスピシューだ、スパイクだとシューズを新調しているので、親の分は極力出費しない様にしていたのに・・・
3.愛着のあったシューズなので、そのシューズが路上で多くの車、トラック等に轢かれたり潰されてしまったのかと思うと何故か悲しく・・・
このシューズは、心臓手術後初めて走った’10年3月のフルマラソン用にと前年の12月27日に購入したAdizero Boston です。左の写真が購入時の物です。
フルマラソンではこの時に1度だけ履いて走り、後はもっぱら練習用として使用してきました。約2年半もの長期に渡って履いているので、磨り減った踵部分には途中何回も補修材シューグーを塗って補強してきました。まあここまで履き込む人はいないのでしょうが、補修すればまだ使えると思うとなかなか捨てることができないのです。
またこのシューズを気に入って使っている訳ではありません。どちらかと言うと気に入らない部類のシューズです。底の部分に穴が何箇所も空いています。これはシューズ内の換気のためなんでしょうが、普段クロカンコースの泉の森で走っている私にとってはこの穴は最悪です。シューズが新しい時はそれでもまだ良かったのですが、履き込むことによってこの穴が緩んで(若干広がって)くるのです。その結果、路面に落ちている小石がこの穴にスッポリと入り込んでしまうのです。一度入ってしまうと走りながらその石を取ることはできません。更に、この小石が奥にしっかりと入ってしまい立ち止まって指で摘んでも引っ張り出すことが出来ない場合もあるのです。こんな時は我慢したまま家まで走って帰り、ドライバーなどでほじくり出すしかないのです。まあこのシューズは小石のないアスファルトの上を走る人の為のものなんでしょうね。結局、何時だったか忘れましたが、この穴は全て補修材シューグーで塞いでしまいました。また、ベロの部分がとても薄いので、急いで履いたりするとこのベロの端が内側に折れ込んでしまうのです。薄いので気が付かないのですが、そのままの状態で20km以上を走り続けると足の甲の部分が圧迫されて痛みが出てきます。ちょっと薄過ぎるのも気に食わない所なんです。でもやっぱり愛着があるんでしょうかね、なかなか捨てる気にはなりませんでした。
さて、自宅に帰ると子供たちが「もうあのボロシューズは捨てろ!ってことじゃないの?」とか「新しいシューズが買えるので良かったジャン」とかと言って私を慰めてくれました。まあこんな時は家族から優しい言葉を掛けてもらえると嬉しいもんですね。
翌日(水)、翌々日(木)と朝晩通勤コースでは目を皿のようにしてシューズが落ちていないかと見ていましたが、どこにもまったくその存在は確認できませんでした。もうこの時には100%諦めていました。
そして、昨日金曜日の朝も車で出勤です。もうシューズのことは諦めていましたが、やっぱり目は道路端に行ってしまいます。万が一落ちてはいないかと。そして相鉄線の踏み切りを越えて右折した時です。あのアディゼロの黄色い3本線の入った黒いシューズが交差点内の隅に左右揃って落ちているのが目に飛び込んできました!!!ビックリしたなんてもんではありません。踏み切りを渡る際に大型のダンプが後ろにいたので、交差点内で止まることはできませんが、早くシューズを・・と思って交差点内の歩道に半分乗り上げた状態で止めてしまいました。まあ早朝なので車の量もさほど多くはなかったので、スイマセンです。大型ダンプが右側を追い越して行ったのを確認すると直ぐにシューズの元へ。紛れもなく私のシューズでした。そして車に轢かれた様子はありません。踵などの型が潰れてもいませんし、アッパー部も全く破損していませんでした。
人間ビックリすると頭の中真っ白になるんですね。嬉しいとかと言う感情はかなり後になってから湧き上がってきました。火曜日の早朝6時前後にこの交差点を右折する際に振り落としたシューズが丸3日後の金曜日6時前後に左右揃って、何ら破損もなく元のままで手元に戻るなんてことがあるのでしょうか?水、木曜日も同じ交差点を通っていたのにその時には今回発見した場所にはシューズはありませんでした。ただただビックリしました。
流石に3日も風雨、ホコリにまみれていたので表面はザラザラとしていました。左の写真は自宅に戻ったAdizero Boston です。帰宅後は3日間の疲れを取るために風呂にでも入れてやろうと紐を外したところです。
もしかしたら、振り落とした時に勢い余って車道から歩道にでも転がり出てしまい誰かが拾って側にある何か物陰にでも置いておき、それが人に蹴飛ばされてまたまた車道に転がり落ちたのではないか?とか家族では色々推理をしていますが、本当のところはこのシューズにしか分からないことなんでしょう。今回の出来事でこのシューズはまだまだ大事に使って後数年間お世話になろうと思っています。