鉄鋼世界最大手のミタル・スチール(オランダ)は27日、同業二位のアルセロール(ルクセンブルク)に対し総額186億ユーロ(約2兆6000億円)で買収を提案すると発表した。実現すれば、粗鋼生産量で世界シェアの1割、日本の年間生産量に相当する1億トンの巨大メーカーが誕生する。
これに対して アルセロール、ミタルの買収提案を拒否・対抗策検討へ ということで、かなりスケールの大きなTOBが仕掛けられてます。
特に同業のM&Aなので合併による企業価値への影響をどのように評価するか、アルセロールの取締役会は説明責任が求められると思います。
さて、社長のラクシュミ・ミタル氏は企業買収を繰り返し一代で世界最大の鉄鋼会社を築き上げたインド人で、イギリス在住のアジア系実業家でNo1の富豪(全体でも4番目)だそうです。
一昨日インドについての講演会の話を書いたのですが、インド人のエリートは優秀でかつものすごく自己主張がはっきりしているらしいので、この人もビジネス・ネゴシエーションの相手としてはむちゃくちゃタフなんだろうな、などと思いながら記事を見てました。
これがミタル氏。
意思の強そうな大きな目と負けず劣らず大きな鼻と口が印象的です。ニカッと笑うとかえって怖そうな雰囲気をかもし出しそうな・・・
でも・・・
ハナ肇に似てません?
PS ミタル氏の名前で漢字変換キーを押してしまったら「楽趣味身足る」ですと。
私としては富豪になるのは無理そうなので、こっちを目指そうかなと・・・