一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

昭和天皇「拝聴録」

2007-05-03 | 余計なひとこと

昭和天皇「拝聴録」の存在浮上 卜部日記に記載
(2007年5月2日(水)08:01 朝日新聞)

卜部(うらべ)亮吾元侍従の日記と富田朝彦元宮内庁長官のメモが相次いで明らかになったが、その中で入江相政元侍従長が昭和天皇から聞き取った「拝聴録」の所在が浮かび上がってきた。宮内庁は情報公開請求に対して拝聴録は「存在しない」としてきたが、卜部元侍従の日記には、88年に所在がいったん確認された後に行方不明となり、01年になって再発見されたことが記されていた。公開されれば昭和史の超一級史料となるだけに、宮内庁の対応をめぐって論議を呼びそうだ。  

(中略)

しかし宮内庁は、これまでの情報公開請求に対し「存在しない」と回答。非公開処分を不服とする審査の過程では「天皇の私物として仮に存在するとしても、(情報公開法対象の)行政文書にはあたらない」と説明している。

朝日新聞のスクープのようで、他紙は追随していませんね。

「昭和史の超一級資料」というのは天皇の言葉だから、という意味ではわかりますが、歴史を検証するにあたっては、本人のコメントだけを信じるのがいいのかどうか、あまり資料の希少性を強調しすぎると、結局「天皇のお言葉」を信じるということを繰り返してしまうことになりゃしませんでしょうか・・・
(実は朝日新聞は天皇が好きなのかもしれませんね)

ところで、これ、公文書でないとすると、入江侍従長の公務員としての守秘義務違反を問う、ということになるのでしょうかね。
または、昭和天皇の私文書だとすると、公開は相続人(天皇の「私有財産」の「相続」という概念があるのかどうかわかりませんが)の意思で可能になるのでしょうか。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする