一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

元はといえば

2007-05-04 | よしなしごと

連休は庭仕事や小掃除や衣更えなどで出かけるにしても近場なので、テレビを見る機会が増えます。

昨日のニュースで、温暖化の影響で九州の米がここ数年不作になっているという話題が取り上げられていました。
田植えの時期をずらすか暑さに強い品種に改良する必要がある、と言っていましたが、もともとイネは東南アジアの植物ですよね。縄文時代(でしたっけ?)頃から日本に渡ってきて、自然淘汰や品種改良でだんだん日本の気候に慣れてしまったということですね。


もうひとつ、憲法記念日関係のニュースで面白かったのが、共産党の志位委員長の 

 「アメリカの言いなりに集団自衛権を導入しようとしている」

という改憲勢力への批判。

確かにそれぞれの主張は、集団自衛権(とはそもそもなんで、という点も分かれていますが)を認めるべきか否か、認めるとしたら現行憲法で可能か、GHQのおしつけでなく自主憲法制定に意義があるのか、日本古来の伝統的価値を盛り込むべきなのかなどいろんな切り口があって、同じことを目指していても改憲派と護憲派の立場が違ったり、逆に同床異夢風だったりします。


それこそ「和をもって貴し」の国なのですから、皆さんで冷静に議論するのが先のような・・・


<参考>十七条憲法の第一条(こちらからの引用)

和を以って貴しとなし、忤うこと無きを宗とせよ。人みな党あり、また達れるもの少なし。ここをもって、あるいは君父に順わず、また隣里に違う。しかれども、上(かみ)和(やわら)ぎ下(しも)睦(むつ)びて、事を論(あげつら)うに諧(かな)うときは、すなわち事理おのずから通ず。何事か成らざらん。  

(現代語訳)
和をなによりも大切なものとし、いさかいをおこさぬことを根本としなさい。人はグループをつくりたがり、悟りきった人格者は少ない。それだから、君主や父親のいうことにしたがわなかったり、近隣の人たちともうまくいかない。しかし上の者も下の者も協調・親睦(しんぼく)の気持ちをもって論議するなら、おのずからものごとの道理にかない、どんなことも成就するものだ。

 

コメント
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