一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

新聞の段組の変更

2008-02-29 | ネタ

朝日新聞、文字を大きく情報たっぷり 3月31日から
(2008年02月17日 朝日新聞)

朝日新聞は3月31日(月)付から文字を大きくします。1ページは15段を基本にしてきましたが、これを12段とします。文字を大きくするうえに1段11文字を13文字に。目にやさしく、すっきりと、より読みやすい新聞に生まれ変わります。

新紙面…ゆったり12字12段組み 3月31日スタート
(2008年2月15日 読売新聞)

 読売新聞社は3月31日(月)から、基本文字を一回り大きくします。1ページを14段組みから12段組みに変えますので、これまで以上にくっきり、ゆったりとした紙面となり、格段に読みやすくなります。

購読者の高齢化に対応、ということなんでしょう。
今や新聞をゆっくり読むという層は高齢者に相当偏っているのかもしれませんね。

でも、1行の文字数は朝日13文字、読売12文字と、それぞれ独自の対応をしているのがマスコミらしくもあります。



ところで、読売新聞のウェブサイトによると

1981年以降、新聞界には3次にわたる文字大型化の波が訪れた。読売新聞も83年、従来よりも面積を一気に26・5%拡大した文字(N字)を採用。同時に1行15字を13字に転換した。89年には、18・5%大きな文字(P字)に変え、1行12字のスタイルとした。 
さらに、高齢社会を見越し、2000年12月には、P字よりも22・4%広い現在の文字(S字)に移行した。併せて50年続いた15段組みを14段組みとしたことで、見やすさ、読みやすさは一層アップした。

ということで、実はこのトレンドは、実は20年以上前からだったようです。
※ ちなみに1981年といえば、最近サイパンで逮捕されて話題になっている三浦和義氏の「ロス疑惑」事件が起きた年でもあります。


ところで、従来新聞の1ページ全面を使った広告は、俗に「15段広告」と言われていました。
今回の段数の変更にもかかわらず、便宜上広告単価の「1段いくら」は、従来の15段ベース(読売は14段ベース)の単価がそのまま適用されることになるそうです。
ただし、実際の面積あたりの単価を増やすわけではないので、理論的には、新しい紙面1段あたりの価格は旧単価の15/12相当になるようです。


何かとてもわかりにくいですね。


たとえば紙面の2/3の広告を打った依頼主は、実際は8段分だけ掲載されたにもかかわらず(旧単価の)「10段分」という請求を受け取ることになります。


でも、こんなやり方を続けていると、それこそ

 

 

「疑惑の十段」






と言われてしまうのではないでしょうか?






おあとがよろしいようで・・・




 

コメント
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