9月14日 カナザワ映画祭 バーホーベン特集2本目
FLESH+BLOOD 1985 アメリカ/オランダ映画
中世ヨーロッパ。領主アーノルフィニは戦で手柄をあげた傭兵たちを裏切り追放します。傭兵たちは領主に復讐を誓う。
領主の息子スティーブンの婚約者アグネスをさらい(狙ってさらったわけじゃなくて領主の馬車を襲ったら隠れていた姫がついてきたんですけど)マーティンたちは通りすがりの貴族の城を奪って立てこもる。
ならず者軍団の手に落ちたかわいそうなお姫様、そしてそれを助ける王子様・・・大雑把にいうとそんなような話なんですが、姫様がたいしたタマだったワケでして
スティーブンとマーティン アグネスとマーティン
ならず者軍団?に見つかってレイ プされてしまうアグネス
でもマーティンに「あなただけの女にして」と懇願。以後、マーティン以外のならず者に手を出されそうになると、さりげなくマーディンが守ってくれる・・・というわけ。
スティーブンがアグネスを助けに城に入って来ると、スティーブンとマーティンの間をなんか調子よく立ち回ってるみたいな感じ。
清純に見えて、実はしたたかでびっちなお姫様。
キュートなジェニファー・ジェースン・リーが惜しげもなく脱いで、ルトガー・ハウアーと絡んで見せてくれます。
つるし首の木の下でサワヤカに愛を語るふたり・・・・・このシーンすごすぎる・・
あと、終盤出てくる犬の肉。なんかでろでろして、ぐじゅぐじゅして・・・キモかったです。
バーホーベン監督のエロくてグロい世界を大音響で楽しんだ2時間でした。面白かったっ!
ジェニファー・ジェースン・リー って最近どっかで名前聞いたなぁ・・・なんですっけ?とちょっと考えたら キル・ユア・ダーリンでアレン・ギンズバーグ(ダニエル・ラドクリフ)のママ役だったんですね。
カナザワ映画祭3日目。バーホーベン特集を観てきました。
1本目は 「スペッターズ 」1980年オランダ
バイクレースチャンピオンを目指すリーン、エフ、ハンスの3人。
初めのほうは、お酒飲んでディスコで騒いで女の子とやることで頭の中がいっぱいの若者たちの青春映画って感じ。
ちょっと悲しげなメロディのテーマソングはイントロが「フラッシュゴードン」みたい!と思いました。
ギターやベースの音も、バイクの音も爆音上映なのでものすごい迫力です。
憧れの選手がルトガー・ハウアー、テレビのインタビュアーがジェローン・クラッベとスター俳優も出てます。
かな~り昔に「女王陛下の戦士」「4番目の男」「スペッターズ」とバーホーベン×ジェローン・クラッベの映画をビデオでレンタルして観たことがあるのですがけ、細部はけっこう忘れてたのと、ビデオではぼかしだらけだった(ものと思われ)とで、大きなスクリーンで観て新鮮な驚き満載でございました・・・。
3人の前に、兄とトレーラーでコロッケ売ってるフィンという女が現れます。
フィンは家もなく、毎日コロッケ揚げて売っている生活から抜け出したい、計算高くて成り上がりたいという気持ちが強い。 このフィン役の女優さん「4番目の男」でも悪い女、というか怖い女だった気が・・・。
バイクレースと並行して3人の目標は 「フィンをものにする」になり、必死に気を引こうとするのですが(そのため下半身のロシュツ多くて、しかもぼかしなし(/ω\))リーンがバイクレースで有望と見るとフィンはリーンに目をつける。
リーンに起こる悲劇的な出来事やエフの危険な副業など、青春映画じゃない展開が待ってます。
エフが自業自得とはいえ、レ イプされてしまうシーンがありましてこれはビデオで観た時もかなりの衝撃だったのですがぼけてないのでさらに衝撃・・・でもその悲惨な展開の後の「犯 したかったから犯 した」とか「犯 してホ モにした」とかめちゃくちゃなセリフに笑い声も起こってました。
そうそう、エフの副業?場所地下鉄の駅の入り口の壁に ” NINA HAGEN ”というポスターが貼ってありました。
ニナ・ハーゲン・・・ああ、オランダだぁ・・・と思ったのですが、この人ドイツ人なんですね。
パートナーだったハーマン・ブラッドがオランダ人だったのね・・。検索していたらハーマン・ブラッドがすでに亡くなっていたことを今知りました・・・。