今日は午前は雲りで雨が少々、午後より晴れ。でもそんなに気温は上がらない。
20日(3月20日)に仙台市野草園が開園した。との事で遅れ馳せながら野草園に行ってきた。例年より寒い日が多い故か雪が融けずに若干残っている。咲いている花も少ない、これからだね。
★野草園
所在地:仙台市太白区茂ヶ崎2丁目
面積:9.5ha (1ha=100mX100mの面積)
開園期間:3月20日~11月30日
植物:草本類約800種、木本類約350種
緑の名所:杜の都・緑の名所100選に選定されている(平成12年の公募による)
野草園の散策ルート
地形は起伏に富む
芝生もあるから一休みできる
ザゼンソウ(座禅草)
サトイモ科ザゼンソウ属の多年草
緑色は”葉”、暗紅色のフードの様なのは”苞(ほう)”、苞の中のツブツブがある丸いものが”花”
名の由来は、苞(仏焔苞(ぶつえんほう)と言う)が仏像の光背に似ており、中の花を僧侶が座禅を組む姿に見立てたから
座禅を組んだ僧侶を”達磨大師”とし、これから別名は達磨草(だるまそう)
ミズバショウ(水芭蕉)
サトイモ科ミズバショウ属の多年草
緑色は”葉”、純白のフードの様なのは”仏炎苞(ぶつえんほう)”、苞の中の円柱状が”花”が沢山集まった花序(かじょ)
花の後に葉が大きく伸びる(1m近い)。名の由来は、この葉が芭蕉(ばしょう)に似て、水辺に生えるからと言う
フクジュソウ(福寿草)
キンポウゲ科フクジュソウ属 の多年草
花期は初春、花は黄色で径3cm~4cm
春を告げる花の代表であり、南天の実とこの花で「難を転じて福となす」との縁起物
別名には元日草(がんじつそう)・朔日草(ついたちそう)などがある
根・茎は有毒。芽が出たばかりはフキノトウ似で、間違えて食べると中毒を起こす
フキノトウ(蕗の薹)
フキノトウ(蕗の薹)はフキ(蕗)の花茎
フキ(蕗)は、キク科フキ属の多年草
フキは雌雄異花
園の中に湧水があり、すぐ傍に水琴窟がある。静寂の中で耳を澄ませば聞こえる琴の音。
水琴窟とは、地下に埋められた瓶(かめ)による音響装置である。底に小さな穴を開けた瓶を伏せる様に地面に埋め、水が小さな瓶穴から滴ると、その時の音が瓶の中で反響し、琴を弾く様に聞こえる。江戸時代末期に考案されたと伝えられる。
因みに、日本の音風景100選に水琴窟の音が2箇所選定されている。水琴亭(群馬県)と旧今井家住宅(岐阜県)である。