第44回国際物理オリンピックがデンマークのコペンハーゲンで開かれ、日本代表として参加した5名の高校生がメダルを獲得した(7月14日)。国際物理オリンピックは世界の高校生が物理分野の知識と思考力を競うもので、世界81ヶ国・地域から374名が参加した。
日本のメダル獲得者は、銀メダルが2名、銅メダルが3名である。この中、榎さんは3年連続、大森さんは2年連続のメダル獲得である。
◆日本のメダル獲得者(2013年)
銀メダル:榎優一(兵庫・灘高3年)、大森亮(兵庫・灘高3年)
銅メダル:上田研二(京都・洛南高3年)、江馬英信(兵庫・灘高3年)、澤岡洋光(大阪星光学院高3年)
◆国際物理オリンピック(IPhO: International Physics Olympiad)
高校生を対象とする物理学の理論問題と実験問題のコンテストである。各国から最大5名が出場できる。
第1回は1967年にポーランド開催され、日本は2006年のシンガポール大会から参加した。
メダルの授与は参加者全体の順位による
金メダル:参加者全体のトップ8%に対して授与
銀メダル:参加者全体のトップ25%に対して授与
銅メダル:参加者全体のトップ50%に対して授与
最高スコア者(Absolute Winner)には、金の授与に加え特別表彰される
◆国際科学オリンピック
国際科学オリンピックは、中等教育課程の生徒(中学生・高校生)を対象にした科学技術に関する国際コンテストである。毎年開催される。
国際数学オリンピック(1959年~、1980年は開催せず)
国際物理オリンピック(1967年~、1973年・1978年・1980年は開催せず)
国際化学オリンピック(1968年~、1971年は開催せず)
国際情報オリンピック(1989年~ )
国際生物学オリンピック(1990年~ )
国際地学オリンピック(2007年~ )
先日(7月12日)畑で咲いたエリンジューム(和名:松笠薊)を紹介した。ルリタマアザミ(瑠璃玉薊)と似ていると紹介したので、これを紹介する。小さな花が集合した球状の花序が特徴的である(写真はまだ花が開いていない)。
エリンジュームと見た目が違うのは、球状の花序が少し大きい、花序の付根に襟巻様の葉がない、葉の裏が白い、葉の形など、である。ルリタマアザミに似た花に、ヒゴタイ(平行帯、キク科ヒゴタイ属)があるが、私はまだ見た事がない。
ルリタマアザミ(瑠璃玉薊)
別名:エキノプス(Echinops)
裏白平行帯(うらじろひごたい)
キク科エキノプス属
多年草
丈は0.5m~1.5m
開花時期は6月~8月
花序径は4cm~6cm
花色は青紫・白