「工学分野のノーベル賞」と言われる全米工学アカデミー(NAE)の「チャールズ・スターク・ドレイパー賞」の今年の受賞者は、携帯電話などに広く使われるリチウムイオン電池を開発した吉野彰氏(旭化成フェロー)と西美緒氏(元ソニー)ら4人。2月18日にワシントンで授賞式が開かれた。
リチウムイオン電池は高性能で何度でも充電でき、パソコン・カメラ・携帯電話などの小型軽量のモバイル電子機器や電気自動車などに幅広く使われる。ソニーが1991年に世界で初めて実用化した。NAEは、「西氏の統率の下でソニーが高性能リチウムイオン電池を市場に送り出した」と功績を評価し、「吉野氏は正極・負極・セパレーターからの基本構造を開発し、安全性を著しく高め」リチウムイオン電池の普及につながったと評価。
因みに、エネルギー分野の発展に世界的に貢献した科学者らに贈られるロシアの「グローバルエネルギー賞」の選考委員会は、吉野彰(旭化成フェロー)と、ロシアの科学者の2人が今年の受賞者に決まったと発表(2013年4月18日)している。
◆ドレイパー(Draper)賞
チャールズ・スターク・ドレイパー(Charles Stark Draper、1901年10月2日・1987年7月25日)を記念した賞。
実用化されて人々の暮らしに役立った工学分野の最高峰の賞とされ、「工学のノーベル賞」と言われている。
昨年(2013 年度)は、携帯電話システムの創製に功績大として奥村善久氏(金沢工業大学名誉教授)が受賞した。
雲が多いが晴れ。気温低く風が強い。交通量の多い道の雪は融けているがその他はまだ積もったまま。散歩も足を取られて儘ならない。
こんな寒さでも咲いている花、ノースポールを見つけた。群生していると花が株全体を真っ白に覆うように見え、これが北極(North Pole)を連想させるので、ノースポールと名付けられた。この名は「サカタのタネ」の商品名だが、一般名として使われているとの事。別名は旧学名などから、クリサンセマム、クリサンセマム・ノースポール、クリサンセマム・パルドーサムなど。
ノースポール
(Northpole)
(Paludosum)
キク科フランスギク属
秋まき一年草
原産地はアフリカ北部・地中海沿岸
日本には1970年前後に入って来た
開花時期は、12月~5月
花はマーガレットに似た白い花(舌状花)で中心の管状花は黄色